スポンサーリンク
http://www.democracynow.org/2016/1/15/he_has_summoned_a_political_revolution
予備選開始まで残り数週間、バーモンド州上院議員のバーニー・サンダース候補は、予備選挙初戦の2つ競争で最有力候補のヒラリー・クリントンと接戦となっています。今週、発表された数字では、アイオワ州ではサンダースがクリントンを5ポイント、ニューハンプシャー州では4ポイントの差で、リードしています。全米でも、サンダースは、クリントンのかつての圧倒的なリードを縮め、7ポイント差に追いついています。民主党のレースが激化する中、アメリカで継続して発行されている週刊誌としては最も長い歴史をもつネイション誌が、めったにない支持表明を行いました。14日、ネイション誌は論説「バーニー・サンダーを大統領に」を掲載し、「(サンダーは)人々に『政治的革命』を呼びかけ、我が国が是が非とも必要としている変革は、我々が民主主義をウォール街の銀行家や億万長者の腐敗した手から取り戻したときにはじめて生まれる。そのような革命は必要なばかりでなく、可能でもある。本誌がバーニー・サンダースを大統領へ推薦するのはこのためだ」と述べました。ネイション誌が民主党予備選で特定の候補を推薦するのは、同誌の150年の歴史の中で今回でわずか3度目です。
http://democracynow.jp/video/20150821-2
サンダース候補の選挙集会には全国どこでも多数の支援者がつめかけ、他候補を大きく引き離しています。選挙資金は小口の個人献金ばかりですが、すでに230万ドルを超え、大統領候補としては史上最高額に達しています。組織票も70万人の組合員をかかえる米国通信事業労働組合(CWA)や郵便労働組合など組合系の支持を取り付けており、さらにデモクラシー・フォア・アメリカ(DFA)という27万人が参加する重要な革新系政治アクション団体もサンダース支持を表明しています。でも、そんな快進撃ぶりはメディアに出てきません。最近の調査で、三大ネットワークの看板ニュースショーで、今年一年間で共和党のドナルド・トランプ候補についての放送時間は234分に達した一方、民主党のサンダース候補はたったの10分だったと判明しました。でも、これだけの露出度の差がありながら、世論調査の支持率はサンダース候補がトランプ候補を負かしています。アメリカの有権者はなかなか賢いようですね。
大手メディアの世界では、金融業界を中心に巨大企業の利益を代弁するヒラリーがあくまでも「本命」です。サンダース議員の人気ぶりは不都合なの隠しておきたいのでしょう。おまけに、民主党の全国委員会さえもサンダース議員の足を引っ張るようなことをしています。民主党の支持者データベースから排除してみたり、討論会の日程をわざと注目されない日に設定したりと、サンダース隠しに必死なご様子。
メディアがなぜサンダース候補を取り上げたがらないかは、彼の主張を聞けばわかります。金融業界の大幅な規制強化と、1%が独占する巨大な富の再分配を訴えるバーニー候補の面目躍如というようなスピーチをお届けします。
スポンサーリンク
以下ネットの反応。
スペインはポデモスが躍進。イギリスはコービンが労働党党首に。そしてなんと、アメリカではバーニーサンダースがまさかの追い上げ。いずれの動きにも若い世代が関わっている。日本は?私たちはどうする?私たちにもきっと出来るはずです。 https://t.co/vfOwo7kgCw
— AEQUITAS /エキタス (@aequitas1500) 2016, 1月 13
ヒラリーが大統領になるのでしょうが、バーニーサンダースの健闘は希望です。一方安倍さんみたいなトランプが支持を得るのも理解できます。 https://t.co/afYMT5f6Wz
— taku (@alterone1) 2016, 1月 13
バーニーサンダース氏を応援しないと。支持率が上がってる。陰謀論だけで世の中の政治は動いてないから。良い実例だね。
— Chidzu@follow thanks (@tizutyan) 2016, 1月 12
時々思うのよ。日本の政治は特異で鵺みたい。結果としては、冷戦構造を引きずり、対米従属なのは変わらない。今までずっとね。
バーニーサンダースやエリザベスウォーレンやロンポールや英国労働党には頑張ってもらいたい。踏ん張りどころ。
日本は鵺みたいだから、グチャグチャで先行き不透明だ。
— Chidzu@follow thanks (@tizutyan) 2016, 1月 7
バーニーサンダースへの献金は労働組合がメインで、ヒラリークリントンへの献金はもろに金融屋が上位を占めてるんだけど、これをメインストリートとウォールストリートって分けてるのがちょっとおもしろ。 https://t.co/cIe0mDC66D
— aineias (@i_aineias) 2015, 12月 31
日本でも知られていないバーニーサンダース民主党大統領候補は世論調査で、トランプを負かしている。テレビの3大ネットワークの看板ニュースでこの一年トランプの234分に対し、10分しか露出のない彼が、トランプに勝っている
— 松藤民輔 (@tamimatsufuji) 2015, 12月 28
サンダースは大企業とかに不都合なことをバンバン言うのでほとんどメディアには取り上げられませんが(当然日本でも)、それでもヒラリーに肉薄してきちゃいました。最初はサンダースが勝ってたんですが、途中で逆転され、もう名前を聞くこともないかと思ってましたが奇跡の復活ですね。
そして、ネイション紙からのまさかの大統領推薦(笑)。本選に出たらトランプに負けるからヒラリーの方がいいなんて話も聞きますが、ここまできたら頑張って欲しいと思ってしまいます。
ただ、ここまでサンダースの様な社会主義者(庶民の味方)が根強く支援されるという事は、それほど米国民が苦しんでいるとも言えるのではないでしょうか。
「我々が民主主義をウォール街の銀行家や億万長者の腐敗した手から取り戻す」
もしこんな流れを少しでも作れたら、世界が変わりますよね。ということで、このブログもサンダースを大統領に推薦します(密かにネイション紙と肩を並べイメージアップを図る)。