https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E9%82%AA
どうして風邪に抗生物質がやたらと使われるかと言えば、その答えは医者が「儲かるから」である、とメディカル・ブレインによって指摘されている。byウィキペディア
「風邪をひいたら早く治したい」と思うのが世の常・人の常ですよね。そして、みんながそれぞれの知識に沿って、思い思いの方法で風邪の治療をし,回復を速まらせたり、遅らせたりしていると思います。
で、
今回は僕が10年くらいの間「風邪の治し方」ウォッチングをして得てきた「風邪の治し方の新常識」をココで紹介したいと思います。案外、昔の常識で止まっている人も多いと思いますよ。
「風邪をひいたら絶対医者に行く・市販の風邪薬飲むのが一番なんだよ」というガチゴチの人には役に立たないかも知れませんが、「医者の言う事って全部信じられるの?怪しい~」という好奇心旺盛で猜疑心の塊のような方には役に立つかもしれません。
※この記事は「かぜの科学・ジェニファー・アッカーマン著」という書籍がベースになり、その上に僕の知見が散らばりまくっていますので、あながち無根拠とは言えないかも知れません。
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新常識ベスト10
風邪に抗生物質は効かない
風邪の原因はほとんどがウイルスなので、細菌をやっつける抗生物質は効果がありません。
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20151115-00060323-sirabee
かぜ症候群の原因は、8~9割がウイルスで、残りが、A群β溶連菌などの細菌であるとされます。抗生物質は、細菌にしか効果がないため、かぜのほとんどでは無意味であり、副作用の点からも、むやみな投与は推奨されていません。
ではなぜ、抗生物質が投与されるかと言えば、医者が儲けるためなんて言う恐ろしい話もあります。
信じるか信じないかはあなた次第です。
風邪をひいた時は食べない方がいい
https://www.facebook.com/satoru.utsumi/posts/766154810134941
一言で表現するなら「食うな、動くな、寝てろ」になるのですが、これだと不安に思う人もいるようですね。不安=学んでないだけなのでクレクレといえばそれまでですが、もう少し詳しく書いてみます。まずこのような感染症になった時重要なのは食べないことです。動物もそうしますが食べることは体に負担にもなります。食べていない時に体は免疫を高め酵素を活用し治そうとします。病院で胃腸炎の時に絶食にするのも理屈は同じです。ただしここで重要なのは水とミネラルはしっかり摂ることを勧めたいということです。
風邪をひいた時はたくさん栄養を摂取したほうがいいのかも知れませんが、ただでさえエネルギーの総量が少なくなっている時に、消化にエネルギーを使ってしまうとウイルスと戦うエネルギーがなくなってしまいます。
一度風邪をひいた時に自分を観察してみて欲しいのですが、お腹が空いたと感じる時にはかなり調子が良くなってると思います(そして、調子に乗って食べ過ぎると調子が悪くなります)。ペットを飼ってる方はわかると思いますが、動物は体調が悪い時は食べないですよね。
タモリも言ってましたが、消化というのはものすごいエネルギーを使うものです。ですから、栄養を摂取するなら消化の必要のないサプリメントが良いのではないでしょうか。こういう時こそ、サプリの出番です。
ただ、子供や若い人は消化にエネルギーを使っても、まだパワーがあり余ってると思うので問題ないかと思います。
http://matome.naver.jp/odai/2140720035513467001
一般的な食事をしている人は、フルマラソンをするのに必要とされるカロリー(約1600Kcal)以上のエネルギーを毎日の消化に費やしていると言われています。
汗をかいて治すは間違い
無理やり汗をかいて治すというのも間違いのようです。体はウイルスと戦うために熱を出しているわけですから、汗をかいて冷やしてしまうというのは邪魔をしている事にもなりかねません。
http://mainichi.jp/articles/20151224/dde/012/100/003000c
では「汗をかく」はどうか。残念ながらこれらも正解とは言えない。米山さんによると、発熱して汗が出るのは、体温を下げるための自然な反応に過ぎない。「ですから、無理に汗をかいたからといって、熱が早く下がるわけではありません」
風邪の症状は自分が起こしている
熱・鼻水・鼻づまり・咳・喉の痛みなどの症状はウイルスが暴れて起きているのではなく、ウイルスをやっつけるために体がわざわざ起こしているものです。
ですから、症状がそこまで酷くないのに薬で無理やり抑えてしまうのも、問題があるかも知れません。
風邪の時にお風呂に入っても問題ない
風邪の時に風呂に入らない方がいいという説は、昔の日本は風呂場が家から独立していて寒かったため言われていたことです。
もちろん、高熱の時は入浴自体が事故につながる危険があるのでやめといたほうがいいですが、微熱なら問題ないでしょう。海外では運動を進める医師もいるらしいです。
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ビタミンCは風邪予防には効果がないけど、風邪を早く治す
風邪をひいた時(体が消耗した時)はビタミンCが不足するらしいので、早く治すためには効果があるようです。ちなみにグルタミンという物質も風邪をひいた時には不足するので補ってあげるといいと思います。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=128610
歴史をたどると、ビタミンCが風邪予防に効果があると言われ始めたのは、1970年代からのようです。その発端となったのが、「分子生物学の父」とも呼ばれた化学者ライナス・ポーリングです。ちなみにポーリングは、2つのノーベル賞(化学賞・平和賞)を受賞している稀有な人物です。
その著名なポーリングが「ビタミンCは風邪予防に効果がある」と言い始めたことから、一般にも広まったということのようです。しかし、著名な人が言っているからといって、信用はできません。昔から「論より証拠」と言いますが、大事なのは偉い人の持論ではなく、ビタミンCが風邪予防になるのかどうかという証拠だからです。
さて、結論から先に述べておくと、「ビタミンCを取っても風邪予防にはならなそう」ということです。これは合計して29の研究に参加した11,306人のデータの解析結果に基づいたものです。その一方で、「ビタミンCを取っておくと、風邪を引いている期間は短くなりそうだ」ということも報告されています。
マスクは風邪予防には効果がない
風邪予防にマスクしてる人は多いですよね。ただ、マスクをしていてもあまり関係ないようです。
でも、風邪をひいてしまった後はマスクをしていると喉が保湿されるので、喉の痛みは軽減されるし、ウイルスは高湿度の環境に弱いので効果があると思います。
http://biz-journal.jp/2015/12/post_13045.html
マスクは風邪予防にはあまり効果はありません。唾液などの飛沫が口内に直接入るよりも、手についた菌が体内に入って風邪をひくケースのほうが圧倒的に多いからです。しかもウイルスはマスクの繊維の網目よりはるかに小さいのです。SARS騒ぎのときに広まった「99%マスク」はウイルス遮断効果はありますが、あまりに機密性が高すぎて、10分間つけ続けるのが限界です。何時間も平気でつけ続けられるマスクは、隙間から空気とウイルスが入ってきているということです。もちろん風邪の患者は人にウイルスをまき散らさないように、拡散防止としてのマスク着用がエチケットです。
風邪をひきたくなければ子供に近づくな
あんた、鬼か悪魔かと言われるかもしれませんが、風邪のウイルスの主な保有者は子供です。子供が保育園や学校などで持ち回りでウイルスを保有し続けているのです。
ですから、どうしても風邪をひきたくない時は、子供に近づかないようにしましょう。
顔を触ると風邪になる
風邪は空気感染している気がしますが、多くの場合は風邪のウイルスがついた場所を触った手で自分の目や鼻をこすって、ウイルスが体内に侵入します(インフルエンザは空気感染が多いようです)。
ですから、なるべく顔を触らないようにしましょう。
物を触るのは利き手、顔を触るのは逆の手と普段から意識して分けておくのがオススメです。あとは、顔を触る時は手の甲で触るようにするのもいいかも知れません。
バカは風邪をひかないはホント
http://top.tsite.jp/news/buzz/o/26952951/
「自分はモテる」と考える人、「休日より仕事しているときのほうが好き」と答えた人たちは、それぞれ2015年に風邪をひかなかった割合が5割前後。そうでない人と比べて20ポイント近い差が開いている。
「病は気から」とも言われるが、熱中できることがあると風邪くらいなら気合で乗り切ることができるのか。今回の調査結果を踏まえ、しらべぇ編集部からは「恋愛バカ・仕事バカは風邪をひきづらい」という新しいことわざをご提案したい。
何か生きがいを持って頑張っている「ほにゃららバカ」、すべてを勘違いして生きている超痛い「真性のバカ」は風邪をひかないようです。
まとめ
いかがでしたか、あなたはいくつご存知でしたか?全部知ってたら、けっこうすごいと思いますよ。
この記事があなたの風邪治療の参考になれば幸いです。
おまけ:「薬は症状を抑えるだけで、病気を治すのは自然治癒力(自分の力)」すべての病気に言えることですが、これを知ってるだけで病気に対するスタンスはだいぶ変わるかなと思います。
※ここに書いたことは私の私見です。ご利用の際はご自分の責任でお願いいたします。もちろん、風邪で医者に行くなという事ではありません。