北朝鮮の朝鮮中央通信は18日、中東呼吸器症候群(MERS=コロナ・ウィルス)の予防、治療に北朝鮮で開発、製造された「クムダンー2」注射薬が効果的だと主張する記事を掲載しました。
北朝鮮、MERSの治療・予防に絶対自信 ガンにも効く万能薬「クムダンー2」とは?http://dailynk.jp/archives/46838
北朝鮮の朝鮮中央通信は18日、中東呼吸器症候群(MERS=コロナ・ウィルス)の予防、治療に北朝鮮で開発、製造された「クムダンー2」注射薬が効果的だと主張する記事を掲載した。
同通信は、保健省保健経営学研究所のチェ・チャンシク所長の解説を紹介。SARSやエボラ出血熱、MERSには「北朝鮮で生産されている強い免疫復活剤『クムダン-2注射薬』で十分に治療することができる」と豪語した。
さらに、クムダンー2を販売する、朝鮮富強製薬会社のチョン・スンフン社長(博士)は同通信に、「クムダン−2注射薬を使用した人々は感染地域へ行っても疾病にかかった人が一人もいない。MERS防疫へのクムダン−2注射薬の寄与可能性を十分に示している」と語った。
チョン社長は、米国の複数の州で悪性感冒が拡大して数百人が死亡し、感染者が急増した時にも、「治療、予防でクムダン−2注射薬が一番効果的であった。諸国の防疫専門家も薦めている」と主張している。
朝鮮総連の機関紙「朝鮮新報」の電子版は、既に2006年に「クムダン−2」を取り上げ、ガンからはじまり、肝炎、不眠症、慢性大腸炎、ポリープ、糖尿病にも効く。肝硬変、膵臓炎、神経痛、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、アレルギー性皮膚炎、慢性膀胱炎などあらゆる病気の治療や予防に役立つ「万能薬」だと紹介した。
北朝鮮当局は、昨年10月から今年4月までエボラ出血熱の国内流入を防ぐために外国人の入国を制限していたが、海外から帰国した北朝鮮住民も長期的に隔離するなどの処置を取っていた。また韓国からのMERSの国内流入を警戒して、開城工業団地に韓国から貸与されたMERS検疫用の熱感知カメラを設置している。
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0620/jc_150620_8400835862.html
韓国SBSテレビが15年5月に伝えたところによると、「クムダン2」は韓国でも肺がんや心臓病の患者に「万能薬」として紹介され、密輸入が後を絶たない。だが、実際に「万能」かは疑問符がつく。押収した「クムダン2」を国立科学捜査研究所が鑑定した結果、その主成分は局所麻酔薬の一種「プロカイン」で、北朝鮮側が主張する朝鮮人参の成分は検出されなかった。プロカインはショック、中枢神経系異常などの副作用が起こる可能性が指摘されている。万能薬どころか、人体に害を与える違法薬物の可能性が高いことになる。
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以下ネットの反応。
まぁ、信じる者は救われるって事でしょう、効果が無くても/「MERS、国産注射薬で十分治療できる」 北朝鮮がまたトンデモ主張 http://t.co/P2Og63UJJ6 @jcast_newsさんから
— 木村造園 (@zkim_imaru) 2015, 6月 20
韓国人が密輸入して患者に高額で売りつける…なんてことにはならないよね.●「MERS、国産注射薬で十分治療できる」 北朝鮮がまたトンデモ主張 : J-CASTニュース http://t.co/LJv4vmTufl
— ヤン (@yang2007) 2015, 6月 20
がんだけは「一部のがん疾患」になっているんですね。さすがに「がんが治る!」とは言いにくいか。> 「MERS、国産注射薬で十分治療できる」 北朝鮮がまたトンデモ主張 : J-CASTニュース http://t.co/MwQJCHaV1a
— 永岡秀樹@生前準備デザイナー (@kokoro_yuigon) 2015, 6月 20
やっぱニセモンですかね。