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http://www.kddi-ri.jp/blog/srf/2016/02/25/election-3/
米大統領選、共和党の指名候補争いでは、どうやらドナルド・トランプ氏が抜け出しそうな勢いですが、民主党の方は、大本命と見られたヒラリー・クリントン氏に対し、バーニー・サンダース氏が一歩も引かない意外な展開が続いています。
サンダースは無所属議員で、既存組織の支援はなく、大口献金者もいない。それでも人気が衰えず、健闘しているのはなぜなのか。
思い立って、サンダース氏のソーシャルメディアを覗いてみました。前回ブログ記事でほんのちょっと触れましたが、8年前の大統領選で、オバマ氏が当初、優勢と見られたクリントン氏を破って民主党の指名を勝ち取った一因はソーシャルメディアの使い方が上手かった、とされているからです。
数時間、Facebookはじめ、Twitter、Instagram、Tumblrを覗いてみた印象は、サンダース陣営は有権者の気持ちを掻き立てるのが極めて上手い、ということです。まるでワンフレーズで国民の耳目を集めた小泉純一郎元総理のようでもあります。
今回、クリントン氏のソーシャルメディアも覗いて回りました。サンダース氏のものほど熱心に見なかったきらいがあるので見落としがあるかも知れませんが、おおまかに言って、Facebookの「友達」数で負けていませんし、Twitterのフォロワー数では、サンダース氏を上回るほどです。
違いは、クリントン氏の投稿に対する「いいね」やシェア数という反応が大体において、だいぶサンダース氏より弱いということです。広がりが少ない。大雑把に言って、半分から3分の1程度。これはTwitterやInstagram、Tumblrでも似たような傾向です。
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この記事はサンダース陣営にネット戦略のエリートがいるというのが記事の本質です。本来なら野党サイドにそういった人物がいて世論を盛り上げてくれればよいのですが、残念ながら野党サイドにはネットエリートどころか、戦略すらありません。せいぜい「民主くん」が適当にツイッターでつぶやいているぐらいです。
その点では自民党はネット戦略もマスメディア戦略も巧みと言わざるを得ないでしょう。マスメディアなんて完全に掌握されてしまいましたからね。
となると、可能性があるのはネットの方になります。というか、もうネットにかけるしかありません(今のとこ劣勢ですが)。野党のダメさを嘆くのは勝手ですが、嘆いている間に選挙は終わってしまうでしょう。
泡沫候補だったサンダース氏が大本命のヒラリー氏と肩を並べるまでになったのはネットの力が大きいという見解が大半を占めます。米のマスメディアも御用メディアになっているので、大企業やウォール街の代弁者であるヒラリーの方を持ちますからね。
あと、今の日本はネットで話題になると、条件反射的にテレビは取り上げますから、なおさらネット戦略は大切です。
上記の事から以下の結論が導かれると思われます。
【結論】
1.参院選に勝ちたいならツイッターをやることが必須条件である。
2.ツイッターをやらないなら参院選に勝つ気がないということである。
1と2から、
3.野党支持者は全員ツイッターをやらなければならない。
米の民主党の予備選の支持率の推移を見れば、これぐらいの事は言ってもいいんじゃないかと思います。
野党議員が本気じゃないと怒っている人は、ツイッターぐらいはやってないと言う権利はないと思いますよ。
ネトウヨはバカなことばかり言うと言う人は、賢いんですから当然ツイッターぐらいはやっているはずです。
そして、現状はそんなネトウヨに押されているのですから、たいして違いはないのかも知れません。