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【ルポ ニッポン絶望工場】~日本人が知らない外国人出稼ぎ労働者の日本への反感~。経営者「実習生なしでは、この加工場、いや村はもうやっていけない」

投稿日:

g-rodo5

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http://diamond.jp/articles/-/102079
世の中には「知っておくべきだが、知らされていない事実」がたくさんある。

 本書『ルポ ニッポン絶望工場』(出井康博著)が伝えるのは、日本で過酷な労働を強いられている「留学生」や「実習生」の実態である。出稼ぎベトナム人と、彼らを食い物にする日本語学校、低コストで彼らを雇う企業という三すくみの構図がメインだ。また、中国人や日系ブラジル人減少している理由や、外国人介護士が定着しない理由についても書かれている。

本書によると、日本で暮らす外国人の数は、昨年1年間で約11万人増え、過去最高の約223万人に達した。

「実習生なしでは、この加工場、いや村はもうやっていけない」加工場の経営者が漏らしたこの言葉に、少子化にともない、今後こういった職場が日本のあちこちで増えていくに違いないと悟ったという。それから、10年。

 “あのときの私の予感は現実のものとなった。
 (中略)
 コンビニは24時間オープンしてもらいたい。
 弁当はできるだけ安く買いたい。
 宅配便は決まった時間にきちんと届けてもらいたい。
 新聞は毎朝毎夕決まった時間に配達してほしい。
 しかし、私たちが当たり前のように考えているそんな“便利な生活”は、もはや低賃金・重労働に耐えて働く外国人の存在がなければ成り立たなくなっている。いや、彼らがいなくなれば、たちまち立ちゆかなくなる。
 そうした実態は、日本人にほとんど知られていないのではなかろうか。”

そうなのだ。知られていないのだ。それが、第一の問題ではないか。知れば、多くの日本人は恥ずかしいと思うだろう。新聞社も日本人学校も、経営者たちは一体何をやっているんだ。それで平気なのか。と思うに違いない。著者には、全編を通じて彼らに寄り添う姿勢が垣間見られる。とにかく、この実態を多くの人に知ってもらいたい、そしてこの不幸な状況を断ち切りたい、と切実に願っているのだと思う。私も、こんな現状がまかり通っていることが、日本人として恥ずかしくてたまらなくなった。

ただこれが、安直に外国人を忌避する姿勢につながってはいけない。「おわりに」で、欧州における移民とテロの問題にふれた後、著者は次のように書いている。

 “在日ベトナム人などの犯罪が急増している背景については第6章で述べた。彼らが犯す「窃盗」や「万引き」は、欧州が直面するテロの脅威とは次元が違う。しかし、外国人による社会に対する復讐という意味では、スケールこそ違っても構図は同じである。
 今後も、日本で働く外国人は間違いなく増えていく。日本に住み続け、移民となる人も出てくるだろう。彼らにこの国で、いかなる役割分担を求めるのか。どうすれば優秀な外国人を日本に迎え入れるのか──。長期的な方針と戦略を立てるのは今しかない。 ~本書「おわりに」より”

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以下ネットの反応。

愛知県はブラジルから来てる方が多いので若い頃は一緒に仕事したこともありましたが、今の「実習生」という方の仕事がどういったものかは全く知りません。

でも、建設現場なんかにも外国の方がかなりいるんですよね(運転しているのをよく見ます)。あとは、自転車に乗った若い子たちの集団もよく見ます。

「ルポ ニッポン絶望工場」アマゾンでも人気みたいなんで、とりあえずポチッときました。

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