7月28日首相は集団的自衛権行使の判断について「(行使が可能となる)新3要件に該当するか否かは、攻撃国の意思や対応、推移などを総合的に判断するが、意思については形式上、日本を攻撃する意図はないと隠していることもある」と述べ、対象国が攻撃の意思を表明していない段階でも行使は可能との見解を示しました。
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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246430-storytopic-3.html
安倍晋三首相は28日の参院平和安全法制特別委員会で、米国などを攻撃した国が日本への攻撃意思を表明していなくても、意思の有無を推測し集団的自衛権の行使に踏み切る場合があるとの認識を示した。「攻撃国に意思が全くないかどうかは推測しなければいけない」と述べた。6月に衆院特別委でも同様の考えを示している。
質問した民主党の大塚耕平氏は「場合によっては日本が先制攻撃することになる」と批判した。
首相は、安全保障関連法案が成立すれば可能になる集団的自衛権の行使の判断をめぐり「攻撃国の意思や能力などを総合的に判断する。攻撃の意図を隠していることもある」と指摘した。
いつから日本は、敵意も示していない国に対し、“推測”にもとづいて武力行使しようとする好戦的な国家になったのか。
参院での安保関連法案質疑が始まった。事実上の審議開始となった7月28日、質問にたった民主党・大塚耕平議員の追及によって、安保法案が、場合によっては「先制攻撃」を行いうると想定していることが明らかになった。
「(政府は)我が国に対して直接の武力攻撃をしていない国に対しても武力行使をすることがある。我が国に対する攻撃の意思がない国に対しても武力行使をすることがある。そういうことが予測もできない国に対しても存立危機事態というふうに我が国が裁量で認定すれば、武力行使をすることがある(としている)。岸田大臣にお伺いしますが、これは『先制攻撃』と言うんじゃないんですか?」
大塚議員のこの質問に、岸田文雄外務大臣は「他国から武力攻撃を受けていない段階で自ら武力の行使を行えば、国際法上は先制攻撃に当たることになります」と認めた。
これに対し安倍総理は、「密接な関係にある他国であって三要件に関わった場合は、これは先制攻撃ではなく、集団的自衛権の行使だ」と否定するも、新三要件に当てはまれば実質的な「先制攻撃」もありうることを認めた。
さらに安倍総理は、「日本を攻撃する意思がない」としている国でも、本当に意思があるかないかは「推測をしなければいけない」と発言。政府が、「意思があるかもしれない」と「推測」すれば、集団的自衛権を行使する可能性があることを明かした。
安倍内閣が昨年7月に閣議決定した集団的自衛権を使う際の前提条件。(1)密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある〈存立危機事態〉(2)我が国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がない(3)必要最小限度の実力行使にとどまる――の3点からなる。
大塚耕平 議員 民主党 国会中継「参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」 2015/7/28
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以下ネットの反応。
集団的自衛権:攻撃意思表明なしで行使可能 首相見解 - 毎日新聞 http://t.co/x7uGDBXslH これは誰がどう見ても侵略戦争のためのものだということが、あらためて鮮明になったということ。
— 相原たくや (@aiharatakuya) 2015, 7月 29
先制攻撃は国際法違反と認めながら、我が国と密接な関係国が攻撃され要請があれば、攻撃国が日本を攻撃する意思がなくても「自衛」のため集団的自衛権を行使する、という。
集団的自衛権:攻撃意思表明なしで行使可能 首相見解 - 毎日新聞 http://t.co/1IBxK1fndi
— 蓮舫@質問作成中! (@renho_sha) 2015, 7月 29
これって要は「先制攻撃もアリ」ってことですよね。だとすれば、首相は憲法のみならず国際法に違反する攻撃もアリだと言っていることになる。ちょっとすごいことになってきたな。→集団的自衛権:攻撃意思表明なしで行使可能 首相見解 - 毎日新聞 http://t.co/6ViRvZO8Wh
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) 2015, 7月 28
おれを殴ろうとしているお前の心を読んで先に殴り倒した。これは無差別暴行で国なら侵略ですよ。→集団的自衛権:攻撃意思表明なしで行使可能 首相見解 - 毎日新聞 http://t.co/GCgtg2J2uT
— まさみNSZK (@masami_nszk) 2015, 7月 28
集団的自衛権:攻撃意思表明なしで行使可能 首相見解 - 毎日新聞 http://t.co/LbK3HV0i8m
憲法違反どころか国際法上違反だろ!
どんだけ戦争やりたいんだ!狂気だ!
— ジョンレモン (@horiris) 2015, 7月 28
「戦争内閣」の正体を自ら明確にし始めた。政権支持者の責任は重い!◆集団的自衛権:攻撃意思表明なしで行使可能 首相見解 - 対象国が攻撃の意思を表明していない段階でも行使は可能との見解を示した。 - 毎日新聞 http://t.co/BpA8kkynlM
— 村沢義久 (@murasawa) 2015, 7月 28
ここまであっけらかんと言われると心の底から怒りしかわかない。
集団的自衛権:攻撃意思表明なしで行使可能 首相見解 - 毎日新聞 http://t.co/7hGdYu8cg5
— 宮野桂一(憲法の解釈改憲こそ悪) (@donm9orange) 2015, 7月 28
2回ほどツイートしたけどもう一度。ついでにスクショも貼り付け。
集団的自衛権:攻撃意思表明なしで行使可能 首相見解 - 毎日新聞 http://t.co/Jb8BnD1Lkf pic.twitter.com/FIXd9rPPt9
— toripy(EvilisLDP) (@t_toripy) 2015, 7月 28
先制攻撃していいと言い出している→ 集団的自衛権:攻撃意思表明なしで行使可能 首相見解 - 毎日新聞 http://t.co/QlwojVxq2s
— いとうせいこう (@seikoito) 2015, 7月 28
共同通信の記事がことごとく消された今、この記事はかなり貴重かもしれない⇒集団的自衛権:攻撃意思表明なしで行使可能 首相見解 - 毎日新聞 http://t.co/kxTyt3Ay0Q
— 直立演人 (@royterek) 2015, 7月 28
安倍は悪人かと思っていたが、そうではない完全なる狂人
「相手が隠しているかもしれないときに集団的自衛権発動」なら「相手が何も攻撃意図なくても集団的自衛権発動」は容易にありえる。隠しているか?攻撃意図がないをどう区別するつもりだ? http://t.co/hJzOjq2o24 …
— Amorphous (@venusparadox) 2015, 7月 28
安倍首相が[先制攻撃を受けずとも、相手の攻撃意思を推測し、こちらから攻撃する可能性もある]ことを示唆した共同通信の記事。現在は琉球新報が掲載しているのみで、他のメディアやサイトでは「削除済み」となっている。いったい、なぜ?/ http://t.co/4IbwSORzjV
— 乙武 洋匡 (@h_ototake) 2015, 7月 28
『米国などを攻撃した国が日本への攻撃意思を表明していなくても、意思の有無を推測し集団的自衛権の行使に踏み切る場合があるとの認識を示した』
http://t.co/2RUYqndJZk
これは極めて重大な内容だが、報じるメディアが非常に少ないようだ。もしや報道規制してるのか?
— dougahaishin (@dougahaishin) 2015, 7月 28
47newsが差し替える前の、安倍発狂先制攻撃発言の記事はコレ。
『攻撃意思を推測し行使と首相 集団的自衛権、参院特別委で』琉球新報 http://t.co/JucWZRiuQg
#先制攻撃するけどいいよね
— きづのぶお (@jucnag) 2015, 7月 28
7月28日の参院安保法案特別委員会で岸田外務大臣が日本は「先制攻撃」をすることがあると認め、安倍総理は「先制攻撃」をする条件として、相手の攻撃意志を「推測」して行うと発言しました。
そして、この報道をした共同通信の記事が差し替えられていたり、非常に重要な発言であるにもかかわらず取り上げたメディアが少ないことから「報道規制?」との声もネットで多く出ています。
「自衛権」の話がいつの間にか「先制攻撃」まで可能という話になっています。まだまだ暑い日が続き、「もういやだ」と安倍政権にウンザリしている人が多いでしょうが、このクーデター政権をほかっておいたら来年の日本の夏は、まったく違った夏になってしまいます。粘り強く「アベ政治を許さない」の声を上げ続ける必要があります。