合流構想は蓮舫時代の8月から 水面下で「小池さんは周到だ」 石関貴史氏が経緯を暴露
石関氏によると、民進党内で初めて合流に関する具体的な動きが出たのは、蓮舫氏の代表辞任前の今年8月中旬。松野頼久国対委員長が当時幹事長の野田佳彦氏のもとを訪れ、小池新党との合流を視野に「場合によっては民進党をすべて合併し、新党をつくる。どうか」と持ちかけた。これに野田氏は「すべてお願いするので、やっていただきたい」と応じたという。
蓮舫氏には知らされていなかった。
その後の代表戦で前原誠司氏が選出され、再編話が一度「滞った」が、松野氏が前原代表に合流案を「バトンタッチ」し、前原氏の意向もあって、水面下で交渉を続けたという。
小池百合子氏「私が代表なら興味あるかしら?」 焦る民進・前原誠司代表は… 水面下では「金庫」争奪戦も
実は小池は7月から、前代表の蓮舫にも接触していた。「女ツートップでどうかしら」などと持ちかけると蓮舫も乗り気だったというが、蓮舫の辞任により頓挫してしまった。
再浮上した連携構想は一気に動き出した。前原と小池は頻繁に電話で連絡を取り合うようになった。
2人の動きを知っていたのは、それぞれの側近数人だけ。民進党幹事長の大島敦でさえ、前原の合流構想を知ったのは25日だった。小池側近を自認する細野豪志や若狭勝らは「蚊帳の外」だった。
20日ごろ、自由党代表の小沢一郎も前原に接触してきた。小沢は「まず民進と自由が合流し、小池の新党と社民を交えて比例代表の統一名簿を作ろう」と持ちかけた。前原は小池との合流話はおくびにも出さず、この構想にも一枚かんだ。
統一名簿構想は社民党の反対で頓挫したが、「反安倍」の足並みは確実にそろいつつあった。
それでも前原は小池の合流構想にどこか煮え切らなかった。24日、小池は前原に電話でこう尋ねた。
「若狭や細野が新党の代表なら興味ある?」
前原が「興味ない」と答えると、小池はこうたたみかけた。「じゃあ私が代表なら興味あるの?」
前原は「もちろん興味ある」。
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以下ネットの反応。
民進党解党論は、松野頼久を中心に蓮舫辞任時点から水面下で進んでいて、野田佳彦も賛同していたという。松野が動いていたということは、話を出したのはやはり小沢。小池はこれに乗って、全体を乗っ取ったんだろうな。最後に天下餅食べる家康のようだ。https://t.co/yeu1dmWNVo
— かわうそ (@zapadomorimachi) 2017年9月28日
” 安倍の脳裏に平成21年夏の衆院選の悪夢がよぎったからだろう”
投票率70%になったらね。
自民党の基礎票は2千5百万票あり投票率上がらないと無理だ。小池百合子「私が代表なら興味あるかしら?」 焦る民進・前原誠司代表は…https://t.co/me9XpRB0MV
— 自処超然 (@koji7041) 2017年9月28日
なるほどねぇ。下地はすでに用意してあったんですね。
そりゃそうですよね。いくらなんでも急展開すぎますからね。
しかし、ちらつく剛腕の影。そして何も知らされずいい気になってはしゃいでいた細野&若狭コンビ、哀れ。
でも、この話見ると当初から小池氏が乗っ取る気満々みたいなので、最終的には民進全部&自由全部も「国のためにあらゆる意見を包摂してアウフヘーベンする」とか言いながら呑み込んでしまいそうな気がしてきました。なんかその方が小池っぽくないですか。