駆けつけ警護
PKOで活動中の自衛隊が、他国軍やNGOなどの民間人が危険にさらされた場所に駆けつけ、武器を使って助けること。反撃する相手が国にあたる組織となるおそれがあり、政府は憲法解釈で禁じている海外での武力行使につながる恐れがあるとする。いまのPKO法の武器使用基準では認められない。
安保法案が必要な理由の一つとして、今のままでは紛争地帯にいるNGO(軍縮や飢餓救済、環境保護などの問題に関わる活動をおこなう非営利組織。国際NGOはその数一万七千以上に上るといわれ、多様で広大な広がりをもつ。)が危険に巻き込まれた時に、駆けつけ警護ができないから、というものがあります。
しかし、現場のNGO職員の声を聴くと必ずしも「駆けつけ警護」が必要とされているわけではないようです。それどころか「自衛隊が来れば自分たちは殺される」という意見が大半だとか。
「自衛隊が来れば自分たちは殺される」安保法案成立目前で現地NGO職員たちの悲痛な訴えhttp://wpb.shueisha.co.jp/2015/08/17/52148/
このまま9月に法案が成立すると「具体的に」何が起きるのか? それをリアルに感じている人たちがいる。紛争地で活動するNGOの職員だ。
なぜなら、法案で集団的自衛権の行使の理由づけのひとつとされたのが「紛争に巻き込まれたNGO職員を自衛隊が救出する」という「駆け付け警護」であるからだ。
これに対し、当のNGO職員らは一様に「自衛隊が来れば、逆に自分たちは殺される」、「地元住民も殺される」、「報復で日本本土でもテロが起きる」と反対意思を表明、駆け付け警護は不要と訴える。結局、自衛隊の派遣をするためにNGOがダシにされるのだと主張する、その根拠とは…。
そして今回の「駆け付け警護」に対し、今野さんは「本当に私は救出されるのか?」と疑念を抱いている。その後のブログには、もし自分が誘拐され、自衛隊が救出に来た場合、起こりうるのは以下の3パターンと描かれている(要約)。
『①戦闘に巻き込まれ日本人を救出せず去る(残された日本人の命の保証はない)。②救出しようとした日本人と一緒に拘束される。③泥沼の戦争になる。
『今までパレスチナのガザや西岸で外国人の誘拐事件はありましたが、その多くが地元有力者の交渉で解決しました。ただし、救出できるかは、本人や本人が属する組織、自国政府のふだんからの現地での関係つくりという長期的側面に依存します。
その後の戦争やさらなる誘拐を誘発しないためにも、軍事力を使わず、情報収集と交渉に留まることが大切です。すなわち、①誰が犯人か、②犯人の目的は何か、③誰と交渉予定か、④誰の影響下にあるかという情報次第で、誰とどんな方法で接触・交渉すべきかが変わります。長期的側面がなければその判断もできません』
『欧米の援助は、裏で何を目論んでいるかわからない。日本は違う。戦争でアメリカに破壊された自国を立て直し、優れた工業製品を作って復興した国として尊敬できるし、日本からの援助には裏の意図がない。心から我々を助けたいと思って支援してくれている』
「アフガニスタンでは外国人の誘拐は幾度も起きています。でもほとんどの場合、地元の長老や赤十字国際委員会など中立性の高い国際組織の交渉で解決します」
「駆けつけ警護って必要ですか?」NGOに聞いてみた
【安保法制】日本のNGOで働くイラク人に聞いてみた
あかりちゃんの動画でも「駆けつけ警護」について取り上げられています。
【あかりちゃん#2】HIGE MAX あかりのデス・ロード
以下ネットの反応。
戦争立法が通ったら、容易に想定される事態ではないでしょうか!!
http://t.co/1oOVs4m1sY http://t.co/Wv8NFwvBNw
— 古谷やすひこ 横浜市会議員(共産党) (@furuyayasuhiko) 2015, 8月 18
NGO職員らは一様に「自衛隊が来れば、逆に自分たちは殺される」、「地元住民も殺される」、「報復で日本本土でもテロが起きる」と反対意思を表明、駆け付け警護は不要と訴える。結局、自衛隊の派遣をするためにNGOがダシにされるのだと主張する
http://t.co/WoDtoBi0lA
— Koji (@kwave526) 2015, 8月 17
この週プレ記事、戦争法案強行しようとする政治家は、シッカリ読めよ!
「広島と長崎など国土が荒廃しても、武力で対抗せず、経済力で米国に並んだ日本への信頼と評価は、中東で高い。自衛隊が来て発砲すればすべてが吹き飛ぶ!」 http://t.co/qVA5QRrc3Y
— 愛染観音 (@aisen_kannon) 2015, 8月 17
「自衛隊が来れば自分たちは殺される」安保法案成立目前で現地NGO職員たちの悲痛な訴え
http://t.co/bU1QuHuAp7
しかもその殺しに来るのが同盟組んでる米英の犬でしょ(+_+)つまりエサにされる
— Fuka-ku (@FoxTwoThree) 2015, 8月 17
人気記事ランキングの1位が「30人のおっぱいがポロリしまくり!? セクシー女優だらけの水泳大会が放送決定!」なんていうキワモノ週刊誌のサイトが、「超重要なこと」を伝えています。
いっぽうで、みかけだけは立派な大手新聞・華やかで賢そうでマジメそうな顔したアナウンサーや面白いコメンテーターを並べるテレビ各局は、一切重要なことを報道しません。よくあんな真面目そうな顔して、できるなとある意味感心します。
最近では女性誌・男性誌のほうが情報的には圧倒的に「まともな」ものになっています。新聞・テレビよりもキワモノ週刊誌を読んでた方が、真実に簡単に近づいてしまう世の中なのです。
狂ってますね。
日本はもう、完全に情報統制国家になっています。声を上げられるうちにどんどん声を上げてなんとかしないと・・・
そして、「駆けつけ警護」は現地で働く人はいらないとハッキリ言っています。