この「国家非常事態宣言」が出されるとどうなるのかと言いますと、人の移動が制限されたり場合によっては資産を取り上げられるなど、国民の権利の一部が制限される場合があります。また、海外に軍を派遣することも可能となる非常に大きな権限です。
過去には2001年、同時多発テロの際にブッシュ大統領が「国家非常事態宣言」を出し、予備の兵士数万人をテロとの戦いに動員しました。さらに、2011年にはオバマ大統領が大型ハリケーン「アイリーン」の接近に伴い、ニューヨーク州に「国家非常事態宣言」を発令。直撃が予想されるエリアの地下鉄やバスを全面停止するなどしました。
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以下ネットの反応。
誰がどう見ても非常事態でもなんでもない状況で、一人の権力者の判断で非常事態が宣言され、本来他の用途に使うべき予算が流用されてしまう、この手の規定の恐ろしさを示すものだと思います。憲法改正における「緊急事態条項」を考えるうえで、他山の石とすべきと思います。https://t.co/9Aoe6cRk0s
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) 2019年2月14日
議会の承認が得られないからといって、予算執行に非常事態宣言するとは。恐ろしい。
日本でも緊急事態条項を憲法に明記すると、権力者は緊急事態と言えばなんだってできるようになる。
だから絶対ダメだ。トランプ氏、非常事態宣言で壁建設へ 米政府発表(AFP=時事) https://t.co/0jDBJYfM7E
— 俵 才記 (@nogutiya) 2019年2月15日
トランプ大統領、壁建設へ非常事態宣言 民主党は法廷闘争の構え https://t.co/FO5vUaruYl 安部晋三に緊急事態条項を与えると、日本でも同じことをやりかねない。トランプをノーベル平和賞に推薦するバカ首相、何をしでかすか分かったものではない。
— 茶がま (@d6XoiqFOIxWSvyH) 2019年2月15日
しかしまあ、非常事態宣言とか緊急事態法制とか、簡単に濫用できることがアメリカ様の実例で目の当たりにしちゃうと、日本の憲法で緊急事態条項を入れようという連中には打撃だろうね。 https://t.co/9SKF37e50u
— 町村泰貴 (@matimura) 2019年2月15日
安倍改憲のメニューの一つである緊急事態条項はこういう風に濫用される。アメリカは司法審査に服するようだが、日本の場合、そういう制度もない。仮にあっても内閣に刃向える最高裁ではない。 / “米トランプ政権 “国境の壁”建設に向け非常事態宣言へ | NHKニュース” https://t.co/go6YExBVEZ
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) 2019年2月15日
このように、為政者が権力を恣意的に行使する為に容易に濫用できてしまうのが非常大権の恐ろしさ。これより遥かに独裁色の強い緊急事態条項を憲法に盛り込もうとしているのが安倍政権。
民主党強く反発 議会と対立深刻化 トランプ氏、壁建設目的で非常事態宣言 - 毎日新聞 https://t.co/KWzPshimNb
— 異邦人 (@Beriozka1917) 2019年2月15日
アメリカの非常事態宣言、相当やばいと思う。自民党がやりたがっている憲法改正案の緊急事態条項にも、再度チェックが必要。
— 山口二郎 (@260yamaguchi) 2019年2月15日
あべたん、今頃
トランプさん羨ましいなぁとか思ってないかな?#非常事態宣言そもそも、あれ非常事態か?
だから、緊急事態条項なんてのを憲法に付けると、権力者が勝手に緊急事態宣言したりするからなぁ、、、
日本は、災害基本法を必要なら改正すればいいだけ。— Hiromi1961 (@Hiromi19611) 2019年2月15日
まさに、安倍政権が、改憲項目に緊急事態宣言条項を入れていることを、後押ししてしまうようなトランプの非常事態宣言。しかもそれが、メキシコ国境との壁建設という、非常事態とはおよそ関係のない事態に用いられてしまう滑稽さと恐ろしさ。 https://t.co/EWEP2rUAhc
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2019年2月15日