【ワシントン=河浪武史】米連邦準備理事会(FRB)は20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で先行きの金融政策シナリオを協議し、2019年の想定利上げ回数をゼロに引き下げた。海外景気の減速を警戒し、米国債など保有資産の縮小も9月に終了すると決めた。20年に1回の利上げを見込むものの、金融危機時の大規模緩和を縮小する「金融政策の正常化」は、前倒しして終結に向かう。
政府は20日、3月の月例経済報告を発表し、「景気は緩やかに回復している」としていたこれまでの表現に、「このところ、輸出や生産の一部に弱さもみられる」との表現を加え、景気の現状について、2016年3月以来、3年ぶりに下方修正した。
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以下ネットの反応。
FRB金利据え置き、年内の利上げ見込まず https://t.co/OBTRxh7G1A
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) 2019年3月20日
🇺🇸FOMC「パウエルFRBの会見終了」
①今年の利上げ回数
従来の2回 ⇒『利上げ無し』に修正⭐️②量的引き締め
9月に終了すると発表⭐️③2019年、20年の成長見通しを下方修正
結果
米10年債利回り低下⬇️
⇒ドル安円高(ドル円⬇️)米株
米利上げ後退 好感⬆️金利低下で
ハイテク株高⬆️
金融株下落⬇️ pic.twitter.com/EizZd9SCMn— にこそく(市況民) (@nicosokufx) 2019年3月20日
パウエルFRB議長は「米経済は良い状況にあり、それの維持を望む」「インフレは我々の目標である2%付近にある」などと述べた。
米国株式市場は下げ幅を縮小しての推移。NASDAQなどはプラス圏に浮上している。米国の早期利上げ観測の後退を受け、リスク志向の動きが強まっている。
リスク志向に傾き🤔
— manabin (@manabin0072) 2019年3月20日
FRB議長、中国と欧州の経済は大きく減速したhttps://t.co/PIlkbFRTjz
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) 2019年3月20日
景気後退のリセッション。国が認め出すと逆に怖いw19年中の想定利上げ回数はゼロとなり、18年12月時点の2回から、わずか3カ月で大幅に方針転換★FRB、19年は利上げゼロ 量的引き締めも9月終了:日本経済新聞 https://t.co/lvDNVgn781
— 投資家@しんごろー (@shingoror456) 2019年3月20日
米FRB、年内利上げせず 景気判断を引き下げ https://t.co/APJZXo3kQB pic.twitter.com/DGGeXMafFy
— のぞみ@相互フォロー (@nozozon2618) 2019年3月20日
【米国も景気悪化】FOMCの定例会合で、政策金利の誘導目標を2.25-2.50%で据え置き、今年の利上げを停止し、保有資産の縮小も9月に停止。日銀を見捨てた日本の金融機関が米国債を買い支え、長期金利が約1年ぶりの水準に低下。だが、日米の後のリスクも大きくなる。https://t.co/lPP0MwoxuY
— 金子勝 (@masaru_kaneko) 2019年3月20日