【ニューヨーク共同】30日の米紙USAトゥデー(電子版)は、東京五輪の新たな大会日程が発表されたことについて「無神経の極みだ」と国際オリンピック委員会(IOC)を批判した。
同紙の運動担当コラムニストは「世界中が疫病と死と絶望に包まれている時に、なぜ日程を発表する必要があるのか」と指摘。「せめて暗いトンネルを抜けて光が見える時まで待てなかったのか」と述べ、新型コロナウイルス感染の状況改善を待つべきだったとした。
さらに来年7月に感染が終息している保証はないとして、発表が拙速だったと主張した。
来年7月23日に開幕することが決まった東京オリンピック(五輪)。だが新型コロナウイルスが来夏まで収束せず、五輪を開けなかったらどうするのか。「様子を見て、また変更ってこともあるんじゃないか」。「2年延期」論を唱えていた電通出身の高橋治之・大会組織委員会理事は30日、報道陣に語った。一方、ある国際競技団体の幹部は「来夏だめだったら、再来年とはならないと思う。中止、という流れになる」との見立てを示す。
競技団体のなかには、収束が見通せないことから、「来秋を視野に入れておくべきだ」との主張もあった。組織委の森会長はこの日、「(安倍)総理が言ったように、東京五輪を成功させることが、大変な事態を突破することの証しになりたい」と語ったうえで、「神頼みみたいなところはあるが、そうした気持ちが必ず通じていくと思う」と語った。
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以下ネットの反応。
安倍首相が「人類がウイルスに打ち勝った証として遅くとも来年夏までに開催する」と、具体的な補償の内容には一切言及しない中で唯一具体的に断言し、能天気に日取りが決められたオリンピック。アメリカメディアに「無神経の極み」とズタボロに批判される。 https://t.co/UxdoFukvPG
— 異邦人 (@Narodovlastiye) March 30, 2020
「五輪 来年7月23日開幕」IOCも日本も何を考えてるのか。そりゃ米紙USAトゥデーに「無神経の極み」って叩かれるよ。新型コロナウイルスは世界に拡大し、各国が対応に目の色を変え、終息の目処も立たない中での能天気さなんだ。人がバタバタ死んでるのに、祭りの日程を発表するバカがどこにいるんだよ。
— 立川談四楼 (@Dgoutokuji) March 31, 2020
米紙USAトゥデーは、東京五輪の日程発表について「無神経の極みだ」とIOCを批判。「世界中が疫病と死と絶望に包まれている時に、なぜ発表する必要があるのか」「せめて暗いトンネルを抜けて光が見える時まで待てなかったのか」。終息している保証はなく、拙速と(共同)https://t.co/sNWzA02aiq
— 青木美希 (@aokiaoki1111) March 31, 2020
日本では五輪延期やむなし、来年の日程が早く決まって良かった、が圧倒的多数だが、世界にはこんな意見もある。日本はアスリートファーストでなく五輪開催ファーストになっていないか?日本は国民の命ファーストでなく安倍政権の政治日程ファーストになっていないか?😡
— 俵 才記 (@nogutiya) March 31, 2020
とにかく、五輪どころじゃない。日本政府が、「長期戦」という抽象的な表現にとどめ、新型コロナとの戦いを、年単位の具体的な数字を示して国民に説明できないのは、来年の五輪と矛盾するからだろう。中止しないと、ずっとこれが続く。危険。 #NewsPicks https://t.co/koEIpDNtet
— 平野啓一郎 (@hiranok) March 31, 2020
さすが首相の時に「日本は神の国」と発言しただけのことはある。ある意味でブレない人なんだな。しかし、みんなを巻き込まないでくれ。
「神頼みみたいなところはあるが、そうした気持ちが必ず通じていくと思う」 https://t.co/t2CzI8jH7l
— 布施祐仁 / Fuse Yujin (@yujinfuse) March 31, 2020
〈延期決定から間もない決着に、組織委幹部は「ロケットスタートに成功した」と大喜び…森会長は「総理が言ったように、東京五輪を成功させて大変な事態を突破する証しになりたい…神頼みみたいなところはあるが、そうした気持ちが必ず通じていくと思う」〉…大丈夫か、おい。https://t.co/Jr0r82gl8D
— 冨永 格(たぬちん) (@tanutinn) March 30, 2020
森喜朗五輪組織委員会会長が、五輪日程決定について「神頼みのところもあるが…」と。「神国ニッポン」信奉者がとうとう神風を呼び込もうとしている。この人、頭の具合は変わらないなあ…。
— 鈴木 耕 (@kou_1970) March 31, 2020
安倍内閣の生命線は東京五輪だ。東京五輪の巨大利権があるから財界もマスコミも付き従ってきた。中止だけは何としても避けなければならない。東京五輪はコロナより優先なのだ。その政治感覚が国内外のギャップを生んでいる。コロナと東京五輪を機に日本の国際的孤立が進みそうで心配だ。 https://t.co/QIK9lFsSwY
— 鮫島浩 (@SamejimaH) March 31, 2020