「プロセスはどうでもいいだろうと思う」
フライトを直前に控えた当日の記者会見。河野太郎防衛相は概要や趣旨を説明する傍ら、誰が発案したのか問われると、こうはぐらかした。丸茂吉成航空幕僚長も飛行後の記者会見で「飛行することが重要で、プロセスは控えたい」と述べた。
記者会見では歯切れの悪かった河野氏だが、ツイッターでは一転、飛行経路の地図を示し「入間基地を離陸しました」「二周目、開始」などと逐一投稿した。終了時には「ブルーインパルス、帰投します。ありがとうございます!」と結んだ。
こうした姿勢に、省内では「はしゃぎすぎだ。自分の宣伝に利用したと言われても仕方がない」との指摘も。自衛隊幹部は「ブルーインパルスの飛行が、どうして医療従事者への感謝になるのか」と冷ややかに語った。
東京上空は航路が過密状態でブルーインパルスが飛行する余裕はなく、1964年の東京五輪開会式など限られた機会にしか実現していない。
29日の飛行は、埼玉県の空自入間基地を出発し、千葉、神奈川との境界まで含む経路を2周する異例のものだった。
新型コロナの影響で羽田空港の発着便が減少しているとはいえ、政府関係者は「相当な調整が必要だったはずだが、一気に決まった」と打ち明ける。防衛省幹部は「公表直前まで知らされなかった」とこぼした。
別の防衛省幹部は「政治利用ではないかとの批判を警戒しているのだろうが、誰がどう決めたのか説明しないと臆測が広がりかねない」と話した。(共同)
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以下ネットの反応。
すごい言葉だ。
確かに、現政権が真っ先にどうでもいいものにしちゃうのが「プロセス」。河野防衛相「プロセスはどうでもいいだろうと思う」
丸茂航空幕僚長「飛行することが重要で、プロセスは控えたい」https://t.co/L9aUObSVOn— 武田砂鉄 (@takedasatetsu) May 31, 2020
「プロセスはどうでもいいだろうと思う」(河野防衛大臣)
「飛行することが重要で、プロセスは控えたい」(丸茂吉成航空幕僚長)
どうでもいい、というのは乱暴だ。それに、わざわざ控えなければいけない理由もわからない。税金を使ってやった以上、プロセスについても説明責任があるだろう。 https://t.co/L2fNk4UZIW
— 布施祐仁 @『日報隠蔽』(集英社文庫)4/17発売 (@yujinfuse) May 30, 2020
「プロセスはどうでもいいだろうと思う」
👆そのへんのおじさんじゃなくて記者会見での防衛大臣の発言ですってよ。
我が国、議事録ないとか、誰をイベントに呼んだかわからんとか、プロセスはどうでもいいとか、そんなのばっかりじゃないですか。https://t.co/6oJanZR0Ds
— chocolat. (@chocolat_psyder) May 31, 2020
ブルーインパルスの飛行について「プロセスはどうでもいい」とした河野防衛大臣は論外。何にせよ公金を使っている以上はプロセスの透明性は必要不可欠。公金は政治家のポケットマネーではないのだから当然だ。こんな基本すら蔑ろにされるようでは全く話にならない。
— 異邦人 (@Narodovlastiye) May 30, 2020
「ブルーインパルス感謝の航空ショーは誰の発案か?」に、河野防衛大臣は「プロセスはどうでもいいだろう」とすっとぼけ発言。丸茂航空幕僚長も「飛行することが重要で、プロセスは控えたい」と奥歯にものが挟まっていた。「総理、こんな案が」と囁いたのがアベノマスクの発案者と同じ人だったりして。
— 立川談四楼 (@Dgoutokuji) May 31, 2020
河野太郎防衛大臣 @konotarogomame は「プロセスはどうでもいいだろうと思う」と発言したのか。防衛大臣記者会見をいまだにオープンにできない理由がよくわかる。説明する気がないんだね。
ブルーインパルス感謝の“航空ショー”は誰の発案? - 社会 : 日刊スポーツ https://t.co/s2j9YEZLP9
— 畠山理仁/『黙殺』(集英社文庫)発売中 (@hatakezo) May 31, 2020
口裏を合わせたかのように、誰の発案か、誰が決定したのかについて押し黙る文民と軍人のコラボがヤバい。誰が決めたのか、責任の所在がどこにあるのかは曖昧なまま動く組織、という意味では、戦前の日本軍の伝統を受け継いでいる。いや、「先祖返りした」とでもいうべきか。https://t.co/waY7Yr6Kpv
— じこぼう (@kinkuma0327) May 30, 2020