日本でも普通に使われている人工甘味料の一つである「アスパルテーム」未使用のダイエットペプシを2015年8月から販売する予定とペプシコが発表しました。
「アスパルテーム」の危険性を危惧した消費者がダイエットペプシ離れを起こしたことが、「アスパルテーム」未使用に踏み切った大きな理由のようです。
http://gigazine.net/news/20150530-diet-pepsi-ditch-aspartame/
アスパルテーム未使用のダイエットペプシがアメリカで2015年8月発売予定であるとペプシコのセス・カウフマン氏が発表しました。
ペプシコ北アメリカの上級副社長のセス・カウフマン氏は「消費者がアスパルテーム未使用のダイエットペプシを望んでおり、ペプシコは要望されたダイエットペプシを提供する」「ペプシコは消費者需要の変化を理解しており、コーラ愛好家が新しいダイエットペプシとポテトチップスを楽しんでもらえることを確信している」と述べました。また「我々が提供する飲料は全て安全です」とペプシコは加えて発表しています。新しいダイエットペプシは「NOW ASPARTAME FREE」(アスパルテーム未使用)と表示され、2015年8月にアメリカで登場する予定です。
2014年炭酸清涼飲料市場の売上げデータによると、前年に比べダイエットペプシの売上げが5.2%減少、ダイエットコークの売上げが6.6%減少したと、飲料の業界紙Beverage Digestが報じています。なお、ダイエットペプシのライバルであるダイエットコークは甘味料を変更する予定はないとのこと。
新しいダイエットペプシを販売する動きにアスパルテーム批評家は満足していますが、ある批評家は新しいダイエットペプシにはまだ問題があるとしています。ダイエットペプシは今後もアセスルファムカリウムを使用することになっており、公益科学センターのマイケル・ジャコブソン氏は「消費者は、アセスルファムカリウムを避けるべき」「アセスルファムカリウムの検証が不十分であるため、発ガンの可能性がある」と主張してます。検査の不十分である主張に対し、ペプシコは数十年の研究結果から強く否定しています。
ジャコブソン氏は「信頼性の高い3つの研究より、アスパルテームがガンを引き起こすことを示したので、消費者がより良いものを選択するようになった」と話しています。一方で、摂取する総量が制限されていればアスパルテームの安全が確立されたとMount Sinai Beth Israelの臨床栄養学のレベッカ・ブレーク氏は主張しています。ジャコブソン氏は「すべてのコーラを避けるべきで、1番は水を飲むこと」と考えているとのことです。
ネットの声
他の飲料会社も見習って欲しいもんだ!!!ダイエットペプシにアスパルテームが使用されなくなることが決定 - GIGAZINE http://t.co/FY6CRLKZir
— aemi (@emirin222) 2015, 5月 31
【代わりに何を使うんだろうか?】
《ダイエットペプシにアスパルテームが使用されなくなることが決定》
アスパルテーム未使用のダイエットペプシがアメリカで2015年8月発売予定
http://t.co/zoaXj1U6Ux pic.twitter.com/v6jRM9BscO
— 陣 No War&Nuke&Hate (@zinjoutarou) 2015, 5月 31
私は「 アセスルファムK 」という人工甘味料の入ったものを摂取すると、下痢になる体質なので、割とチェックしている。 ダイエットペプシにアスパルテームが使用されなくなることが決定 - GIGAZINE http://t.co/zAzZqOsu3E
— 過冷却現象 (@SLEEKMOTORS) 2015, 5月 31
どうせアセスルファムカリウムとかスクラロースとか使うんだろうと思いながら読んだら大体合ってた。 QT @gigazine: ダイエットペプシにアスパルテームが使用されなくなることが決定 http://t.co/eW2N39sZOr
— ぽぱー@6/3牧野由依さん新譜リリース (@HoriuchiHr) 2015, 5月 30
「アスパルテーム」は人工甘味料の中で、危険を指摘されることが一番多いんじゃないかと思います。
アメリカは日本よりも食の崩壊が進んでいるという面もありますが、その分オーガニック食品を求める声や添加物に対する拒否反応も日本より大きい気がします。
ダイエットペプシにアスパルテームはやめてもアセスルファムカリウム(人工甘味料の一つ)は使い続けるようですね。