フランス大統領府は27日、仏軍が過激派組織「イスラム国」(IS)に対する空爆をシリアで初めて実施したと発表しました。
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http://mainichi.jp/select/news/20150928k0000m030068000c.html
フランスはこれまで、シリアでの空爆はアサド政権を利するとして、イラクに限定して有志国の空爆に参加していた。だが、シリア難民の欧州への大量流入などを理由に方針を転換し、8日に計画を発表してから偵察飛行を続けていた。
大統領府の声明によると、空爆は複数回実施した。「テロリストの脅威に対する戦闘」とし、「国家の安全が脅かされた時には攻撃する意思がある」と強調。ISによる仏国内でのテロ防止を含む対テロ戦の一環と位置づけ、「現地パートナーと協力して実施している」と説明した。
http://www.afpbb.com/articles/-/3061361?ctm_campaign=topstory
一方、シリアに軍隊と戦闘機を送り込んでいるロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、周辺各国の軍と共同の取り組みとして、ISに対する軍事行動強化の準備を進めていることを明らかにした。
同大統領は米CBSテレビとのインタビューで、「わが国は同地域の国々に協力を提案し、何らかの組織化された枠組みの確立に努めている」「テロリストに対する集団行動の共通プラットフォームを歓迎する」と語った。
イラクは、ISに関する情報を共有するための組織を首都バグダッド(Baghdad)に立ち上げることで、ロシア、イラン、シリアの3か国と合意したと発表。また、イランのハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領は、IS打倒後のシリアの「次の行動計画」を話し合う用意があるとし、シリア政府もその交渉に加わるべきだと述べた。
仏がシリアで初空爆 深刻化する難民問題で方針転換(15/09/28)
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以下ネットの反応。
対テロ戦争という国境なき世界はますます泥沼化です。
ロシアはIS対策で、シリア政府軍への協力関係を強め、イラク政府とも関係強化。http://t.co/mhwi0bTNS7
フランスがシリアのIS支配地域への空爆を開始。http://t.co/DwVYsumRDh
— 金子勝 (@masaru_kaneko) 2015, 9月 27
空爆をする前から言明していたとおり、ヴァルス首相は国連憲章51条の自衛権をもって、シリアへの空爆を正当化。シリア領内のIS支配地域からフランスに対するテロを準備・組織しているため。 http://t.co/weVnDDoza8
— Kazuya ONAKA / 大中 一彌 (@kazouille) 2015, 9月 27
フランスがシリアで空爆を開始(NHK) http://t.co/PRKkKFcd8N フランスは27日、過激派組織IS=イスラミックステートが勢力を拡大しているシリアで空爆を始めたことを明らかに。ヨーロッパにシリアからの難民が流入し続けていることやテロ対策として。
— FRENCH BLOOM NET (@cyberbloom) 2015, 9月 27
米国のは、ISへの空爆に名を借りたシリア政府そのものへの空爆だった。IS=米国だから当然である。
それに対して露・仏の空爆が文字通りISに対するものであるなら、それは好ましいものであり、またそれは言わば米国を攻撃するようなものだ。 https://t.co/N96X61Y7Ob
— ホタル 2015《政治と霊性》 (@uminohana) 2015, 9月 27
ロシアが世界にもたらす教訓は、粘り強さ。RT @motokiyo5: ロシア大統領、シリア情勢で米・中東諸国に共同対応提案 http://t.co/bC0ANTG9bt
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2015, 9月 27
色々な見方があって勉強になりますが、こんな世界に自分たちからわざわざ突っ込んでいく必要はまったくありません。アメリカが勝手に始める戦争で、難民問題とテロの脅威は欧州が大きく負担する。欧州各国だって抜け出したがっている国ばかりですよ。
ただ、間違いなく言えることはこの対テロ戦争という「泥沼」にハマってしまえば、抜け出すことは容易ではないということですね。