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http://lite-ra.com/2015/11/post-1645.html
安保法制の問題が象徴的だったように、いまや新聞メディアは、政権の言いなりとなった読売新聞や日本経済新聞、「両論併記」病を罹患した朝日新聞(詳しくは過去記事)、ジャーナリズムを放棄したネトウヨ機関紙・産経新聞といった具合に、国民の「知る権利」さえ守ろうとしていない。
まず、赤川氏が〈最近最も印象的〉だったとして紹介したのは、「そうだ難民しよう!」というコピーがついたシリア難民を中傷したヘイトイラストの一件だ。
この卑しい差別心に満ち満ちたイラストは、はすみとしこという漫画家がFacebookに投稿し、拡散されたことで批判を浴びた。東京新聞は名物企画「こちら特捜部」で「「人種差別」世界が非難」と題し、10月10日に大々的に報じたが、赤川氏はこの問題を強い言葉で論難する。
〈戦火に追われて故郷を捨て命がけで逃れなければならなかった人々の「痛み」を、この漫画家は全く分かっていないのだろう。しかも他人の写真をそのままなぞってイラストを描くとは、漫画家としての矜持すら持ち合わせていないのか〉
さらに、赤川氏が憤慨するのは、この差別イラストの問題が〈国内メディアではほとんど報道されなかった〉ことだ。しかも、朝日新聞は赤川氏がこの原稿を寄稿した前日の24日、難民差別イラストを「差別か風刺か」とタイトルに記してピックアップ。了見を疑うタイトルだが、こうした問題の本質を、赤川氏はこのように突いている。
〈今、日本のジャーナリズムは世界が日本をどう見ているか、という視点に立つことを忘れている(あるいは逃げている)。安倍首相が国連で演説したことは伝えても、「聴衆が少なかった」(10月20日29面)ことには触れない。ジャーナリズムの役割を放棄していると言われても仕方ない〉
赤川氏はつづけて、9月29日夕刊で取り上げられた、SEALDsの中心メンバーである奥田愛基氏への殺害予告問題を取り上げる。赤川氏はこの問題を〈これこそ、安保法に賛成反対を超えて、卑屈な言論への脅迫としてあらゆるメディアが非難すべき出来事だ〉というが、こちらも〈ほとんどのメディアは沈黙したまま〉。
だが、そんな大メディアが魂を売った状況でも、東京新聞をはじめとしてブロック紙や地方紙は踏ん張っている。
〈政権への冷静な批判を今のジャーナリズムに期待できない以上、私たち一人一人が、「戦争をしない」という意志を強く持つしかない〉
大竹まことと阿川佐和子が注目!赤川次郎氏が安倍政権に苦言
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以下ネットの反応。
「戦時下を生きた人々から『今はあのころとそっくり』との声が上がる中、私たちは戦時中の新聞、雑誌などのメディアがどんな報道をしていたか、見直すべきだ。」(作家・赤川次郎氏)
https://t.co/NfoWAq6hVT
— 若者憲法集会@11.3若者MEETING (@wakamono_kenpou) 2015, 11月 3
私が偏っていることが結果的に、あなたが誰かを偏っていると批判する権利を守ることになる
赤川次郎が安倍政権におもねる大新聞とSEALDsバッシングの「週刊新潮」に「ジャーナリズムの恥」と徹底批判 - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ https://t.co/T9ZdA6zBcV
— くろ (脱原発・脱被曝・反戦) (@tkurokawa31) 2015, 11月 3
赤川次郎が安倍政権におもねる大新聞と「週刊新潮」に「ジャーナリズムの恥」
歴史修正に加担し、違憲の法案さえ検証を怠り、戦争へひた走ろうとする政権の暴走に目をつむる。言論統制の下、大本営発表を流しつづけた戦争責任をメディアは忘れたのか。https://t.co/Ox6Yhvb3cc
— おかもと幸三「生活」神奈川2区総支部長 (@happy3okamoto) 2015, 11月 3
赤川次郎がSEALDsバッシングの週刊新潮に「攻撃しても自分は安全でいられる相手だけを攻撃するのはジャーナリズムの恥である」
全くその通り!!多くのマスコミはもはやジャーナリストではなくただの政府広報係だ。https://t.co/SYLQhGyaWO litera_webより
— ぶりぶり@肉球新党 (@buri_bijou) 2015, 11月 2
政府の広報みたいな情報流してるのに、みんなお金払って新聞買ってるんですから信じられません。