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http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2683395.html
緊急事態条項は、大災害や他国からの武力攻撃の発生など、緊急時の際の総理大臣の権限を強めることを柱とする内容で、自民党の憲法改正草案では内閣が法律と同じ効力をもつ政令を制定することや、総理大臣が財政上必要な支出を行うことなどを可能とし、事後に国会の承認を得なければならないとしています。ただ、国会承認が得られなかった場合、すでに実施した内容についてどう対応するのか規定がなく、社民党の福島副党首が追及しましたが、安倍総理は「自民党の憲法改正草案の個々の内容について政府としてお答えすることは差し控えたい」として明確な答弁を避けました。福島氏は安倍総理に対し「答えないのは卑怯だ」と迫り、緊急事態条項については「ナチスドイツの『国家授権法』と全く一緒で、許すわけにはいかない」と批判しましたが、安倍総理は「限度を超えた批判だ。国際的に多数の国が採用している憲法の条文だろうと考えている」と反論しました。
福島みずほvs安部晋三「憲法改正・緊急事態条項」1/19 参院・予算委
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他国の「緊急事態条項」は明確な歯止めがありますが(かつてナチスドイツが暴走したことから)、自民党改憲草案の「緊急事態条項」には全然歯止めがないのが問題なんですよね。
いざ、総理大臣が緊急事態と宣言しちゃえば、総理大臣が法律と一緒の権限を持ってしまい、人々の人権が抑制され、逮捕状なしの逮捕が許され、と言ったような世界が、総理大臣の気持ち一つでできちゃうところが問題なんです。そして、その世界はいつまでも終わりません。
もし、緊急事態を宣言する時の総理大臣が安倍総理だったらと思うとゾッとしませんか。まあ、安倍総理は人格者で、自分の事より国民の事ばかりよく考えてくれるから、すべて任せられるという人はそれでいいかも知れませんが、僕はちょっと遠慮しときたいです。
追伸:専門家によれば日本は災害時には緊急事態条項は必要ないそうです。東日本大震災という未曽有の災害でもお互いに助け合ったほどの国民性を持っているからだそうです。