訪米中の経団連の榊原定征会長は29日、ワシントン市内の米国商工会議所で講演し、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について「日本では農業や酪農関係者を中心にTPPへの反対が非常に強いが、TPPは日本の繁栄のために絶対必要だ」と述べました。
訪米中の経団連会長が「TPPは絶対に必要」 講演で訴えるhttp://www.sankei.com/world/news/150630/wor1506300008-n1.html
榊原氏はTPPの日米協議について「TPP交渉合意のためのカギを握っている」と指摘。貿易促進権限(TPA)法の成立を踏まえ、「日米協議は確実にスピードアップする」との見通しを示した。
講演には米国商工会議所に加盟する企業やシンクタンクの関係者ら約170人が参加した。
経団連会長「日米TPP、早期妥結を」 http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM30H2T_Q5A630C1EAF000/
日本経済について榊原氏は、円安にもかかわらず輸出の伸びが鈍いのは「十分に(製造拠点の)海外移転が進んだ結果」と説明した。「この1年で(製造業の)国内への回帰が徐々に進んでおり、空洞化に歯止めがかかるいいサインだ」とも述べた。国際的に見て高水準の法人税率の20%台への着実な引き下げを安倍政権に重ねて求めた。榊原氏は講演後の質疑で米投資家の関心が強い企業統治(コーポレートガバナンス)強化に関連し、社外取締役導入など一連の改革と企業の株価との間には「直接的な関係は短期的にはない」と説明した。日本の株高の背景については「企業が投資家と緊密に対話を続けた成果だ」と述べた。
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以下ネットの反応。
訪米中の経団連会長が「TPPは絶対に必要」 講演で訴える http://t.co/ZAiAePDJVm @Sankei_news 参加表明してから4年経過してるのに、国民には殆ど説明もなく、米国議会と違って議員に資料は隠蔽して公開しないTPPなんてやめろ。
— 真紅のまゆゆ推しロイエンタール饂飩領総督 (@sanukiudondai) 2015, 6月 30
経団連会長が絶対に必要であるということは、もちろん大企業に利益があるからですよね。
大企業に利益があることは庶民には利益がないということはアベノミクスではっきりしましたよね。
むしろ、富というのはどこかからどこかへ移動するものなので、大企業が富めば庶民は貧しくなります。
経団連会長がアメリカに行って講演をするほどに、TPPで得られるものは大企業にとっては欲しくて欲しくてたまらないものなのです。
いよいよ秘密交渉も佳境を迎えます。今はTPPは大きく取り上げられず(それでも記事にはなってますが)注目されませんが、戦争法案並かそれ以上に僕はヤバイと考えています。