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http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=37980
日本農業新聞は20日、参院選(22日公示、7月10日投開票)を前に、本紙の農政モニターを対象に意識調査をまとめた。比例区でどの政党の候補者に投票するか尋ねたところ、自民41%がトップ。続く民進17%、共産9%に差をつけた。改革志向が強い自民党農政に対する生産現場の不満は少なくないが、野党は批判票の受け皿になりきれていない。ただ、投票先を決めていない人も2割強おり、投票結果は流動的な面もある。比例区の投票先について、過去の国政選挙直前の調査結果と比べると、自民は大きく伸びてはいない。小幅に議席を減らした14年衆院選(37%)よりも高いものの、大勝してねじれを解消した13年参院選(46%)には届かない。
野党第1党の民進は、民主党時代に1人区で全敗するなど惨敗した13年参院選(8%)、小幅の議席増にとどまった14年衆院選(12%)よりは盛り返した。ただ、大きく議席を伸ばして政権交代の流れをつくった07年参院選(23%)ほどの勢いはない。
共産は今回、大躍進を遂げた14年衆院選と同水準(9%)を維持。1人区で選挙協力を進める民進と合わせれば26%に達するが、自民とはなお大きな開きがある。
安倍政権の農政に対する生産現場の不満は少なくないが、今回自民が堅調な結果となったのは、野党が批判票の受け皿になりきれていないことを物語っている。選挙区の投票先もトップが自民42%で、民進20%、共産6%と、比例区と同様の傾向が出た。
内閣支持率は38%で、前回調査(3月)より5ポイント上昇し、不支持率は59%で6ポイント下がった。政党支持率は自民43%、民進13%でそれぞれ2ポイント、4ポイント増えた。
この調査結果を見ると2013年参院選ほどの野党サイドの大敗はなさそうですが(同じような大敗なら与党が5分の4ぐらいの議席数になります)、やはり今回の選挙も与党が3分の2ぐらいを取って、非改選議席を合わせても3分の2近辺の攻防になりそうです。なんとか投票先を決めていない人たちが野党サイドへ流れて、改憲ストップになってくれることを願うばかりです。
ちょっと興味深かったのは、農家さんって共産党への支持が厚いんですね。公明党との差に驚きました。