朝、なんとなく食欲がなくても、朝食も含めて1日3食の規則正しい食事が健康の秘訣――。これ、ごく当たり前の常識のように思えるが。
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水だけで十分の朝も…「1日3食が健康にいい」のウソhttp://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/161712
「そんなことはありません。大間違いです。1日3食は成長期の子供にとっての理想的な食生活。オトナの場合は別なのです。これ以上は成長しない中高年が成長期の子供と同じ食生活をしていたら、その先に待っているのはメタボだけです」
こう言うのは、管理栄養士の伊達友美氏だ。朝食を軽く済ませる人が、午前中の活動のためのエネルギー補給として糖分を取るのも、本来は不要だという。
「人の体は、糖分が不足すれば体脂肪を代わりに使うので、それで済む。朝食は水だけでも十分なのです」
食事の回数は1日3食と決めつけない。重要なのは、食べたいと思うときに食べるという臨機応変なリズムだ。
「大して食べたいと感じていないときは、体が食べ物を欲していないということ。逆に“食べたい”と思うのであれば、無理に朝食を抜かないのが、その人に合った食生活ということです」
僕たちは「1日3食」しっかり食べなさいと子供の頃から言われて育ってきています。ですから、成長が止まった後でも、運動をしなくなっても、「1日3食」という食習慣だけは残るという人は多いと思います。
もちろん、「1日3食」の食生活でも標準体重を維持しているのなら問題ありませんが、標準体重を何キロもオーバーしているのに、健康のために「1日3食」を続けているという人もいるのではないでしょうか?
そういった人はいろんな健康情報に惑わされずに、もっと自分の体を観察して、自分の体と相談しながら、食べるものを決めて行った方がいいのかも知れません。サッカーの長友選手は自分のふくらはぎに声をかけると公言しているぐらい、自分の体とコミュニケーションを取っています。
同じことはサプリや食品添加物にも言えます。これらを摂取するときも、本当に効くのか・危険ではないのかということは自分の体の反応をよく観察すればわかるようになります。僕は昔はジャンクフードばかり食べていたので、そう言われても最初は全然わからなかったのですが、まともなものを食べるようにしてからは徐々にわかるようになりました。
ちょっと話が逸れましたが、「1日3食」と頭でっかちにならず、体の声を聴いて「お腹が空いた時に食べる」というのが大人が健康を保つには最適な方法だということですね。