医師や看護師、薬剤師ら医療者たちと医療を受ける側の市民が、少人数で喫茶店などに集まり、交流する機会が増えています。
医療者と市民、対等に交流http://apital.asahi.com/article/story/2015071800001.html
カフェ型コミュニケーションと呼ばれ、特に医療をテーマに語り合う場合、「医療カフェ」という名になることも。医療者側にとっては、自分たちの仕事をわかりやすく説明する力を伸ばせるなどのメリットがあり、市民側にとっても、医療に対してどう向き合うかを学べる利点がある。
先月24日、東京都文京区の喫茶店であった「医療・福祉を語る会」。「市民と医療者の協働の形」というテーマに、10人が集まった。歯科医師、薬剤師、社会福祉士、病気の患者など顔ぶれは様々だ。
議論のたたき台として、冒頭に薬剤師の男性が「どの病気でどの診療科を選ぶべきかなどアドバイスができる。もっと薬局にいる薬剤師を積極的に利用して」などと話題提供をした。それを受け、「『これって副作用じゃないの?』なんて、担当医には怖くて聞きにくい」などと参加者が言えば、「そういう相談もしてもらっていいんですよ」と薬剤師が応じる。2時間超にわたり議論は続き、酒や食事も入りながら、リラックスムードで進んだ。参加した千葉県市川市の主婦(38)は「学校や病院では、教えてもらえないことが学べるし、いろんな職種の人との接点もできる」と話した。
地域で「医療カフェ」などに参加できる機会があれば積極的に参加すべきだと思います。特に都会に住んでいて、医療者とのコミュニケーションが薄い人にはオススメです。
医療に関する知識が増すという事もありますが、個人的に医療者と交流を持つことによって、一般人では知りえない業界の裏事情が知れたり、医療者と個人的なパイプができるというのは健康を保っていくうえでとても大きな財産です。
医療システムのおかげで自分のやりたくない医療をやらざるを得ない医療者というのは日本中にたくさんいます。ただ、そんな医療者でも「顔見知り」「知人」には特別な配慮が期待できます。そして、医療システムが崩壊してしまったアメリカでは医者と患者が直接治療システムを構築して、国や企業の保険システムの外で医療が行われたりもしています。
日本もTPPのせいで、アメリカのようになるとも言われています。そんな、未来へ向けて早いうちから医療従事者とのパイプを作っておきましょう。