TPPは基本的に農業分野と自動車ぐらいの話しかされませんが、もっともっと国民生活を直接直撃してくるものです。そのひとつである医療分野についてジャーナリストの堤未果さんがわかりやすく話してくれています(報ステ出演時)。
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難航するTPP新薬問題 米政府の背後に巨大業界
難航するTPP新薬問題 米政府の背後に巨大業界 投稿者 tvpickup
TPP閣僚会合 「知的財産」 米、新薬保護10年超を主張http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2015071602000131.html
三十一章と多岐にわたるTPP交渉。十二カ国による話し合いの中で最も行き詰まっているのが、著作権や特許権を守るためのルールを定める「知的財産」だ。
中でも、新薬に含まれる成分データを特許として秘密にする期間をめぐる対立が激しい。
米国は保護期間を十年以上にするよう主張。これに対し、マレーシアなど十カ国は五年以下を求めている。日本の現行ルールは最長八年で、双方の中間。歩み寄りを促してきたが、対立は解けていない。
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以下ネットの反応。
東京新聞:TPP閣僚会合 「知的財産」 米、新薬保護10年超を主張:経済(TOKYO Web) http://t.co/maPrR5Zfhd この知財保護による医療費の高騰が招く皆保険制度崩壊リスクを、国民は理解してるのかな?
— o.murase (@14jcruyff) 2015, 7月 17
【不都合な真実】TPPでジェネリック医薬品の製造販売が困難に、一方で厚生労働省は2020年度末までにジェネリック医薬品を80%と表明。
上の記事のような話もあり、政府は言っていることとやっていることが正反対です。医療分野でも恐ろしいことをする政府ですね。
それでもっとTPPの恐ろしさを知りたい人は堤さんが以前に書いた「ルポ貧困大国アメリカ」という本を読むと理解が深まります。特に第2弾がオススメでアメリカの実態を書いてくれているのですが、「あれ、これ地獄の話かな?」と思うほど悲惨です。
僕が政治や諸外国の動きに深く興味を持ち始めたのも堤さんの本を読んだのがきっかけだったので、ぜひとも読んでみて欲しいです。