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【混乱】突然の「安倍改憲私案」発表に自民党から批判・異論。石破氏「自民党議論と違う」船田氏「慎重に」伊吹氏「ルールを守れ」竹下氏「思うようには」

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石破氏 自民党総裁選に向け憲法改正を争点に
安倍総理が表明した「憲法第9条の1項と2項を変えずに自衛隊の存在を規定する条項を付け加える」という提案について、石破氏は「自民党でされてきた議論とは違う」と疑問を呈しました。

自民・船田氏が首相批判 新憲法施行発言「もう少し慎重に」
自民党の船田元・衆院議員は8日のブログで、安倍晋三首相が改憲派集会のビデオメッセージで「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」などと表明したことについて「行政の長たる首相には、もう少し慎重であっていただきたかった」と批判した。船田氏は衆院憲法審査会の幹事を務めている。

自民党は誰のもの? 首相 改憲発言の波紋
8日の夜ですけれども、自民党のベテランである伊吹・元衆議院議長が出演したテレビ番組で、総理の今回の憲法をめぐる発言について苦言を呈しました。伊吹さんは「組織政党として党に話をしておくべきで少し残念だ。総裁であればこそ党のルールは守らなければならない」と述べたんですが、どういうことかと言いますと、自民党は2012年に党としての憲法改正草案を正式に決めて、当時の谷垣総裁が発表したわけですけれども、その草案とは全く違う案を突然発表するというのは、いくら総裁とはいえルール違反だという指摘なんです。

首相の改憲日程は困難 竹下氏「思うようには…」
自民党の竹下亘国対委員長は9日の記者会見で、安倍晋三首相(党総裁)が憲法改正を実現し、2020年施行を目指すと発言したことに関し、想定通りに進めるのは難しいとの認識を示した。「首相が思ったような日程感で『とんとん』といくとは考えづらい」と述べた。野党の反発などが念頭にあるとみられる。

 衆参両院の憲法審査会の状況について「何条がどうだという議論になっていない」と指摘した。

議論せかす首相、戸惑う自民 「改憲で自衛隊明記」念頭 党に指示
憲法に自衛隊の存在を明記するという安倍晋三首相(自民党総裁)の提案は、これまで野党と合意可能な改憲項目を探ってきた与党の戦略と食い違い、憲法論議の現場では戸惑いや反発が広がっている。安倍政権下の改憲に反対する野党は、「本丸」に踏み込む首相発言に警戒を強めた。 

だが、憲法論議を党や国会で主導してきた自民党幹部は、首相の真意を測りかねている。国論を二分する九条見直しは後回しにし、緊急事態条項の新設などを優先する戦略を描いてきたからだ。

 自民党の船田元・憲法改正推進本部長代行は八日配信のメールマガジンで、首相発言と現場の考え方に「ズレが生じている」と苦言を呈した。公明党幹部も「民進党が『議論できない』と言い出しかねない。逆効果だ」と話した。

 民進党の野田佳彦幹事長は記者会見で「行政府の長が(憲法審査会という)立法府の審議のありように強く介入している」と批判。共産党の小池晃書記局長は「何が何でも九条に手を付けたい野望が出た。自衛隊が海外で制約のない武力行使をすることに道を開くものだ」と本紙に語った。

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以下ネットの反応。

改憲議論が進まない焦りや、森友疑惑から目を逸らすためのウルトラCとして「安倍私案」が出てきたんですかね?9条3項(公明・民進一部議員など)や教育無償化(維新)を出すことで、議論を活性化させつつ、森友をフェイドアウトさせようと。

しかし、そうは問屋がおろしませんでしたね。党内外から異論・批判が噴出する大混乱事態となってしまいました。

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