財務省が貿易統計操作 斉藤議員に回答 企業の要望反映
財務省が長年、企業の依頼をもとに「貿易統計」の数字を操作していたことが日本共産党の斉藤和子衆院議員の調べで分かりました。日本の輸出入の状況を示す貿易統計は環太平洋連携協定(TPP)や日米経済対話といった通商交渉の前提にもなります。「現在を映す鏡」といわれる統計の恣意(しい)的操作は、政策決定を誤らせる危険な情報操作です。斉藤和子議員の話 財務省による貿易統計の秘匿処理は“政府公認の密輸”ともいえるものです。しかも、財務省は他の省庁にもそのことを知らせていません。政府の政策決定を誤らせる重大問題です。
他の省庁さえ知らない、財務省のホームページにも載っていない秘匿処理扱いを、どうして特定の企業だけ知ることができたのかも疑問です。
取引単価を知られると困るというのもおかしな話で、消費者が割高で商品を購入させられている疑いもあります。百歩譲って単価を秘匿する必要があるとしても輸出入の量は公開できるはずです。統計の信頼性を担保する措置をとるべきです。
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以下ネットの反応。
今朝の赤旗1面記事にあぜん。財務省が貿易統計を長年にわたり操作してた。
特定の企業の要請を受け、輸出入情報を統計から除外。これでは統計自体の信頼性がガタガタじゃないの!
日本共産党の斉藤和子衆院議員がコメントしているけど、こんな“政府公認の密輸”がまかり通る現状はおかしい。 pic.twitter.com/QQ1OPotI0F— 雇用のヨーコ (@koyounoyooko) 2017年5月9日
財務省が長年、企業の依頼をもとに「貿易統計」の数字を操作していたことが日本共産党の斉藤和子衆院議員の調べで分かりました:赤旗 https://t.co/mkwwPDcr88
(*_*;)…「フェイクニュース」どころか、国が出す公のエビデンスがフェイクだったという・・・— zumi (@ozyszm) 2017年5月9日
「財務省が貿易統計を長年にわたり操作」。20年ほど前にカナダ人女性から日本の公式統計は信用できないと聞き「何バカ言ってんだ」と思ったが、バカなのは自分だったと知る。
— kinsan (@kinsangogo) 2017年5月9日
【安倍が天下のこの国はやはり大本営だった】
森友問題でも明らかに成ったけれど、財務省のねつ造は日常的なレベルにまで成ってたのか・・💦 しかも品目の公開もしない💢財務省が貿易統計操作 輸出入計29品目の秘匿扱いが判明https://t.co/9hfr4OGGuj pic.twitter.com/Yz9Ow8enDe
— @シバ 核発電廃絶に一票 (@masahiro31811) 2017年5月9日
【今日の赤旗】財務省が貿易統計操作 斉藤議員に回答 企業の要望反映 https://t.co/0jZrfbrGh7
— 赤旗政治記者 (@akahataseiji) 2017年5月9日
日本は長年にわたり「偽の貿易統計」を基にして国会などで議論を行ない、国の政策を決定していたということですね。
特定の企業の利益を守るために国益がまったく無視されるという、恐ろしいことが行われているわけです。
赤旗の大スクープと言えるでしょう。