中谷元防衛相は国会で「弾薬・手りゅう弾は消耗品だから武器ではない」とし、憲法違反の「武力行使との一体化」には当たらないという答弁をしています。
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http://iwj.co.jp/wj/open/archives/255863
予定稿にない質問で政府の本音が出た。米軍の要求に合わせ、日本の憲法解釈はいくらでも変わりうる、と公言したのである。
2015年7月30日(木)の参院・平和安全委員会で質問にたった社民党・福島みずほ議員は、自衛隊の後方支援活動について、「今まで周辺事態法は、『武器(弾薬を含む。)の提供を含まない』となっていたのが、今回の法案では『武器の提供は含まない』となっていて、弾薬の提供は可能としている」と変化を指摘した。
「武力行使との一体化」は憲法違反になることから、細心の注意を払い、厳格なルールが設けられてきたのである。
ところが中谷防衛相は、福島議員の質問に「弾薬は武器じゃない」と回答。いつの間に「武器」の定義から弾薬が除外されたのか。福島議員は「今までの概念は武器の中に弾薬は入っている。何で提供できるのか。『武力行使との一体化』になるではないか」と重ねて追及した。
中谷防衛相は「ちょっといきなりの質問で」と戸惑いをみせながらも、驚くことに「現行法の制定時においては、米軍からのニーズがなかった」と回答。「日米の防衛協力が進展をし、ガイドラインの見直しを進められた協議の中で、米側から、これらを含む幅広い後方支援、これの期待が示されたということだ」と明言した。
「米軍のニーズ」さえあれば、武器が武器ではなくなり、一体化が一体化ではなくなるというのか。安倍総理は「『(武力行使との)一体化』との関係ではなく、まさにニーズがなかったから行わなかった」と主張。「一体化の考え方自体を変えたわけではない」とかわした。
http://www.asahi.com/articles/ASH835T57H83UTFK00S.html
中谷元・防衛相は3日、安全保障関連法案を審議する参院特別委員会で、自衛隊による他国軍への後方支援について、手榴弾(しゅりゅうだん)は「弾薬」に含まれるため、他国軍に提供することができるとの認識を示した。
安保法案では、後方支援で武器の提供はできないが、弾薬の提供はできるとしている。中谷氏は「手榴弾は直接人を殺傷することなどを目的とする火薬類を使用した消耗品であり、弾薬として提供可能だ」と説明した。
今回の法案で武器の提供を除外した理由について中谷氏は、「米側からのニーズはなかった」と述べた。また、戦闘が起きている現場以外であれば、「武器の提供を行ったとしても、(他国の)武力の行使と一体化するものではない」と語り、武器の提供は海外での武力行使に当たらず、憲法上は問題ないとの考えを示した。
手りゅう弾は「武器」にあたらず他国軍に提供可能
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以下ネットの反応。
「弾薬は消耗品だから武器ではない」だと?! 中谷さん、やっぱり貴方も頭おかしくなっちゃったね。「米軍からのニーズ」で弾薬提供解禁。
http://t.co/Pwv7hvSiba
— ummudan (@ummudan) 2015, 8月 1
ここまでくると冗談かお笑いかと・・・。 http://t.co/2lzlJEtw9w
— 福猫屋 (@fukunekoya) 2015, 8月 1
そうなんだー。弾薬や銃弾を持ち歩いて職務質問受けても、武器じゃないと言い張って良いんだね、日本の法律では。危険物取り締まりの免許あれば良いんじゃね?(゜o゜)b http://t.co/bZ96lLBtVS
— kobayashi masayuki (@mukuchan33) 2015, 8月 1
【弾薬は消耗品で武器でないと誠に身勝手な解釈を展開!こういう勝手な解釈のもと、自衛隊の生命も消耗品扱いということなるだろう!
米国へ自衛隊と国民の資産を差し出す】 http://t.co/w1G3kq45rq
— marron_mkpro216 (@mkpro216) 2015, 7月 31
#安倍政権 は憲法のみならず日本語そのものにまで奇妙奇天烈な解釈をし始めた。
立法府という頗る真面目で厳格な場所で、われわれの大切な言語である日本語で遊ぶな!
日本語を壊すな!
日本語を大切にしろ! http://t.co/d4qtGsBhA1
— Motoaki (@Moto_Dong) 2015, 7月 31
手榴弾「弾薬として他国軍に提供可」 中谷防衛相が説明:朝日新聞デジタル http://t.co/UsxTyKz0FO
ひどいですね。アメリカからの要請がなかったからとの答え。殺人兵器を提供するなんて許せません。
— 乾 喜美子 (@drykimiko) 2015, 8月 4
6月、熊本の陸上自衛隊が演習中に7発分の薬莢を紛失したといって1300人が延べ14時間かけて捜索した話があったですけど、この答弁との間に何か「落差」みたいなものを感じます。/ http://t.co/Ktzh3lG1l9
— 根岸敦生 (@Atsuo_NGS_Asahi) 2015, 8月 3
手榴弾「弾薬として他国軍に提供可」 中谷防衛相が説明
さらに、今回の法案で武器の提供を除外した理由について中谷氏は、「米側からのニーズはなかった」と述べた
http://t.co/vzSlGnycOS
米側からのニーズの有無が立法事実!
自民党は発狂している。
— 豊玉 (@toyotama1968) 2015, 8月 3
「武力行使はできない.ただし,なんでもできる」もう,わけがわからない.ますますはっきりしてきたことは,これが戦争法案だということ.
手榴弾「弾薬として他国軍に提供可」 中谷防衛相が説明:朝日新聞デジタル http://t.co/mu7hUtzpZE
— ごはん (@gohan2402) 2015, 8月 3
中谷氏は「手榴弾は直接人を殺傷することなどを目的とする火薬類を使用した消耗品であり、弾薬として提供可能だ」と説明した。
手榴弾「弾薬として他国軍に提供可」 中谷防衛相が説明:朝日新聞デジタル http://t.co/zfDzaas5U8
— 和 (武器を持たすな希望を持たせろ) (@kazukazu1155) 2015, 8月 3
手榴弾「弾薬として他国軍に提供可」 中谷防衛相が説明:朝日新聞デジタル http://t.co/aitV8MJJC1この論で行くと消耗品扱いで迫撃砲弾やロケット弾も良いことになる。完全に武力行使=戦闘と一体化する。線引きも歯止めもない、ずるずると戦闘に巻き込まれるのは見えている。
— 良一☆いっぱい反戦反差別 (@55redhat) 2015, 8月 3
「手榴弾は直接人を殺傷することなどを目的とする火薬類を使用した消耗品であり、弾薬として提供可能だ」
アメリカからのニーズがあればなんでもやってしまうという中谷防衛相の宣言。「手榴弾は直接人を殺傷することなどを目的」普通の人はこれを間違いなく武器と呼びますよね?しかも、「戦場で人殺しのために使われても消耗品は武器ではない」というのも普通の人間にはまったく理解できない論理です。正気ではないと言われても、仕方ない発言です。