“崩れぬ一強、崩れた野党” 立憲・国民の“疑念”が深まった瞬間~担当記者がダブル解説
では国民民主党はなぜ「対決より解決」という路線を選んだのだろうか。幹部はこう語った。
「第2の立憲民主党になるより、第2の自民党になったほうがマシだ」
「ほぼゼロ」とも言える支持率からスタートした国民民主党の執行部には、「立憲と同じことをしても支持率は上がらない、立憲民主党との違いを際立たせたい」との思いが強かった。
その象徴が5月に行われた「党首討論」だ。立憲民主党の枝野代表が森友・加計問題に論点を絞る一方、国民民主党の玉木共同代表は外交や経済など政策議論を安倍首相にぶつけ、「解決」を目指す野党を強調した。
その結果、討論終了後に、安倍首相が玉木氏に歩み寄り握手するという場面が生まれた。反発受けこっそりと路線変更も?
「対決より解決」を掲げ、立憲民主党との違いを強調する国民民主党だが、通常国会が最終盤を迎えると、幹部から気になる発言が相次いだ。
「政府与党に対決し、国民に解決策を提示する、そんな政党でありたい」(泉国対委員長)
「解決しようのないような法案が出てくれば、対決せざるを得ない」(大塚共同代表)「対決より解決」というこれまでのスローガンが微妙に変化し、「与党との対決」も強調し始めたのだ。関係者によると、「なぜ与党と戦わないんだ」「仕事をしてないんじゃないか」と支持者に批判されていることへの対応だという。国民民主の抱えるジレンマが表れている。
では立憲・国民両党は今後に向けて、どのようなビジョンを描いているのか。
国民民主党は、亀裂の深まる裏で立憲民主党に対し「ひとつになりたい」と秋波を送っている。ある幹部は「1つの党に戻るために立憲の支持率を切り崩さないといけない」と複雑な持論を語る。国民民主党の多くは、立憲の支持率の高さは一過性のものと考えていて、立憲は自分たちの支持率が下がりさえすれば、打開のために連携・合流に応じるだろうという計算だ。そして、国民民主党の玉木共同代表は、7月20日の野党党首会談で、枝野氏に対し、連立政権構想を示すように提案した。これに対し枝野氏は「総選挙の時点で、野党第一党の党首の責任として私が掲げ、皆さんに提示する」と応じた。
お互いに反発しながらも、将来の連携は否定しないという両党のジレンマを解決できるのは、来るべき国政選挙という現実だけなのかもしれない。
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以下ネットの反応。
#国民民主党 幹部「第2の #立憲民主党 になるより、第2の自民党になったほうがマシだ」ほぼゼロとも言える支持率からスタートした国民執行部には、「立憲と同じことをしても支持率は上がらない、立憲との違いを際立たせたい」との思いが強かった。 ←もうウンザリ。 https://t.co/mCTAcFLzGE
— VOTUNE【アンチ前原誠司】 (@Votune) 2018年8月5日
国民には頑張って健全野党としての地位を確立してもらいたい。
外野がとやかく言うけど、党勢回復にはそれしかない。ブレるな! https://t.co/CiIIrkMYF8— みにぽち (@minipoti) 2018年8月5日
国民民主党は 国民ひんしゅく党だろう、さっさと自民党に行け、国民にとって隠れ自民が野党面しているのは迷惑である。>“崩れぬ一強、崩れた野党” 立憲・国民の“疑念”が深まった瞬間~担当記者がダブル解説(FNN PRIME) - Yahoo!ニュース https://t.co/x7CVFRfAwf @YahooNewsTopics
— JAPAN ART LINK (@JAPANARTLINK) 2018年8月6日
これだけ野党がバカやっていれば、安倍政権の追及なんて夢のまた夢なんだろうね。
“崩れぬ一強、崩れた野党” 立憲・国民の“疑念”が深まった瞬間~担当記者がダブル解説 - FNNプライムオンライン https://t.co/JUEmCxAWlC #FNN #クロス— ニュース侍 (@kazuchannel1218) 2018年8月5日