「間違いなく、国家の内部にも『もうこんなゲームには付き合えない』と思っている人がいる」――。
SEALDs KANSAIによる「戦争法案」に反対する街宣アピールで、2015年8月21日、京都精華大学講師で政治学者の白井聡氏が街宣カーの上から1500人の聴衆に向かって「勝利は近い」と声援を送った。
白井氏は「この国には結局のところ2つの法体系というものがある」との見方を示し、憲法を最高法規とする法体系のほかに、「アメリカとの約束」という別の法体系が存在する、と展開。安倍政権が、国民の理解が進んでいない法案の成立を急ぐ背景には、米議会で約束した「夏までの成立」を重要視する政府の考えがあると指摘した。
そのうえで白井氏は、共産党の小池晃議員が国会で暴露した防衛省の内部資料に言及。重大な内部文書が外部に流出したことは「国家の内部にも、もうこんなゲームには付き合えないと思っている人がいることを意味する」と話した。
最後に、学生を始めとする市民運動が「腐った政治に大きなプレッシャーをかけている」「勝利は近い」と聴衆を勢いづけた。
【スピーチ全文掲載】防衛省内部資料流出で「国家内部にも、こんなゲームには付き合えないと思っている人がいる」京都精華大・白井聡氏が大阪で勝利宣言!〜「問題は安倍政権の息の根を止めたあと」
これまた必見の素晴らしいスピーチです。