「ほめちぎる」キャンペーン中止 新潮社、百田尚樹さん新刊小説で
新潮社は5日、同社刊の作家百田尚樹さんの小説「夏の騎士」を巡り、「ほめちぎる読書感想文を募集!」などとする読者向けキャンペーンを中止すると発表した。多くの意見を受けたためとしている。
キャンペーンは、ツイッター上で小説の感想を募集。「百田先生を気持ちよくさせた20名の方に、ネットで使える1万円分の図書カードを贈呈!」などとするものだったが、批判のコメントが寄せられていた。
同社宣伝部は「読者の皆様に楽しく参加していただこうとした宣伝手法でしたが、当方の意図とは違う形で受け取り、不快に思われた方がいらっしゃったとしたら遺憾に思います」と説明している。
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以下ネットの反応。
バカ広告企画取りやめで百田がなんて言い訳してるかな〜と見に行ったら取り巻きがめちゃくちゃ不自然な擁護してて超ウケる🤣🤣🤣
こんな棒読みな文章なかなかないぞ! https://t.co/Ah9V4pliB2— あかりちゃん (@oshieteakari) October 5, 2019
百田尚樹先生の『夏の騎士』読書感想文コンクール、ヨイショを前提に1万円図書カードを20人という企画が色々言われているけど、個人的にはむしろ「天下の新潮社がミリオンセラー級の作家に対して打つキャンペーンの予算が20万円」という事実が前澤社長の100万x100人と比較して出版業界の厳しさに以下略
— cdb (@C4Dbeginner) October 4, 2019
「百田小説褒めたら賞品」 新潮社の宣伝、批判受け中止 https://t.co/gcs8snOZFy
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) October 5, 2019
百田尚樹氏の小説「ほめちぎる」キャンペーン 批判受け中止 新潮社 - 毎日新聞 https://t.co/n2yusD7J4k
別に誰にも迷惑かけてへんねんから続けたらよろしいがな。あと「批判」じゃなくて「嘲笑」やで受けてたのは— Erscheinung43 (@Erscheinung35) October 5, 2019
新潮社のプロモーション企画も事後対応も最低だ。いま著者の百田さんに確認したら「炎上したらしいが、彼らも悪気でやったことやないので僕は怒らん」と寛容そのもの。では、友人の私が勝手に怒らせてもらう。まず著者を変ないじり方して、あの作品のイメージを台無しにした自覚はあるんですかね。
— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) October 5, 2019
百田尚樹氏のありようは通常運転だと思いますが、新潮社の矜持のなさに失望しました。https://t.co/qHbe775eE8
— 紫苑(Mariko Sakurai) (@purple_aster) October 5, 2019
〈新潮社宣伝部は「読者の方に楽しんで参加していただくための宣伝手法ですが、当方の意図とは違った形で受け止め、不快に感じられた方がいらっしゃったとしたら遺憾です」とコメント。この企画については事前に百田さんに伝えたが「あくまで新潮社の責任で実施した」という〉https://t.co/Xalk9tcjNq
— 冨永 格(たぬちん) (@tanutinn) October 5, 2019
今日の写真:新潮社が作家・百田尚樹さんの新刊小説を宣伝するキャンペーン。小説を「ほめちぎる読書感想文」を求め、百田さんを気持ちよくさせた人に賞品を出す内容。批判が相次いだことなどから、同社はキャンペーンを中止すると発表。https://t.co/IQH2UjX9bs
— 孫崎 享 (@magosaki_ukeru) October 5, 2019
百田尚樹氏に対するヨイショ感想文優秀者20名に1万円の図書券進呈の企画を公表した新潮社って20万払って相当数の顧客を失ったんじゃねぇの?経営陣大丈夫か?
— 立川雲水 (@tatekawaunsui) October 5, 2019
「良いモノ」だけに絞った感想を求めるなんて、思いっきり「やらせレビュー」のような感じがするので、出版社も、作者もやってはいけないとはいいませんが、やらないほうが社としても、作家としても幅は広がりますよね。新潮社さんは「百田作品をヨイショする人達」だけにターゲットを絞ったのでしょうかね(笑)しかし、出版社がこんな企画を世に出してしまうとは、斜陽産業の末路を見ているのを実感し痛々しいです。