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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/163833/1
小沢一郎
安保法案の参院の審議で、来週15日に中央公聴会を開くことが決まってしまった。自公が強行に議決したということだが、そんな暴挙は、野党は絶対に阻止しなければいけなかった。そのうえ、暴挙に抗議して、野党が翌日からの審議を拒否するのかと思いきや、何事もなかったかのように審議を続けている。いったい、どうなっているのか。
国会運営の常識では、公聴会の開催は採決を前提にしている。採決させないために公聴会を少しでも遅らせるには、予算委員会の開催要求、統合幕僚長が米国で安保法案の成立時期に言及したという文書の追及、これまでの大臣答弁の矛盾など、まだまだ審議すべき問題は山ほどあった。公聴会が決まり、残念だが、このままでは安保法案は本当に成立してしまいかねない。
もちろんまだ、総理や大臣、議長、議運委員長、特別委員長など、参院に5つや6つの問責決議案を出して、採決させないように粘ることはできる。参院の本会議を来週金曜(18日)まで延ばせられれば、連休に入る。連休になれば、反対している国民がドッと国会周辺に集まるだろう。27日の会期末が迫り、官邸は追い込まれる。
何度も言っているように本気でやる気になれば、廃案にできるんだ。この問題に限っては、国会で野党がかなり荒っぽいことをしても、国民の支持は得られるだろう。あとは野党第1党の民主党の覚悟次第である。
いずれにしても、自公の横暴に根本的なストップをかけるには、野党が来年の参院選で勝ち、続く衆院選でも勝つしかない。
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以下ネットの反応。
牛歩はカッコ悪いけど、これだけ論点がはっきりしてるんだもん。合法的な戦術だし、野党議員は国民の代表として体を張るべき。国会内で牛歩、国会前でデモ。たとえ法案が成立したって、「この法案おかしいよ」ってメッセージになる。その本気が、来年の参院選に生きるはず。忘れない、あきらめない^^
— キッシー (@skissui) 2015, 9月 11
長時間演説、牛歩
正当な抵抗権
世界でも野党が様々な合法的対応
http://t.co/HPhylm1ogS
「不当な『数の政治』の下で、話しあいの可能性がなくなれば、少数派がいわば正当防衛の手段として、あらゆる合法的方法を発動して議事妨害の挙に出ることは、むしろ自然だ」
— ATS x W.A.W. (@ATS_RNS_2) 2015, 9月 11
採決時退席なんて賛成も同様
#野党は牛歩やれ
— やまブし(羊の皮を被ったヤギ) (@neo_yamabusi) 2015, 9月 12
茂木健一郎さんも牛歩に言及。
#野党は牛歩やれ https://t.co/ChZ72jQ80T
— TOKYO DEMOCRACY CREW (@TOKYO_DEMOCRACY) 2015, 9月 12
ネトウヨも叩いてたから乗りたくなかったけど、議場内でプラカード掲げるパフォーマンスは自分はダメだった。まさに悪い意味でのパフォーマンス。牛歩は実力阻止行動だよ。今はそういうものが本当にかっこいいんだ。 #野党は牛歩やれ
— bcxxx (@bcxxx) 2015, 9月 12
いま保身に走ったら後はないと思って下さい。
有権者も非有権者もあなた達がどう動くみんな見ていますし、その行動がしっかり今後にひびきます。
#野党は牛歩やれ
— ムカデ AGAINST WAR (@kurukuru_pahhh) 2015, 9月 12
本気を見せてほしい。
#野党は牛歩やれ pic.twitter.com/ZdUJsIQxpp
— すずき かおり (@kaori_2012) 2015, 9月 11
タイムラインに、#野党は牛歩やれ が続々と流れてくる。まさか「牛歩」待望論が巻き起こるなんて、その昔「牛歩」が嘲笑されたころを知る自分にとっては衝撃の光景です。野党のみなさん、それだけの熱い期待が寄せられていることに応え、なんとしても戦争法案を廃案に。
— みのゆかパパ (@minoyukapapa) 2015, 9月 11
#野党は牛歩やれ
野党がやれること。当然牛歩でしょ。院内で何をやってくれんのか俺たちは見てっから。
https://t.co/9XPEQH5gQk
— $AUNAPUSHER (@nurarinop) 2015, 9月 11
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/22699
「昭和47年見解」のインチキ、存立危機事態の曖昧な定義、「法的安定性は関係ない」と発言した礒崎総理補佐官の再度の参考人招致、イラク戦争の総括ができず、侵略の定義も曖昧な安倍総理、核や非人道兵器の輸送はしないと言いながら「明文化」をしない問題、小池晃議員が暴露した自衛隊「内部資料」の問題、仁比聡平議員がさらに明らかにした新たな「内部資料」の問題、その資料で米国と「軍軍間」で勝手に約束していた河野統幕長の参考人招致などなど…
小沢一郎が言っているように、野党(特に民主党)は全然本気ではありません。「俺たちは反対してるぞー、国民の味方だぞー」とパフォーマンスをしている輩がほとんどです。本気だったら野党全員議員辞職なども視野に入れなければならないはずです。
昨日の国会を見ていても勝手に決められたとした中央公聴会への言及はありませんでしたし、本来ならば審議に応じていいわけがありません。
ただ、だからといって与党の自民党や公明党でも一緒ということではありません。間違いなく今の与党は戦後最悪です。野党も大して変わらない政党が多いですが、今の与党よりは多少はマシです。民主主義・普通選挙は「最高」を達成するのではなく、「最悪」を回避するものと言う人もいます。
そして、野党の中でキラ星のような政党が出てきたことはご存知ですよね(太郎ちゃんのリアルが多くの人に可視化されたのが今国会の一番の収穫)。
将来的にはそのキラ星太郎ちゃん政党を大きくしていくしか、日本が生き残るすべはないわけですが、次の参院選はとにかく今の与党をぶっつぶさないとどうしようもありません(できれば、生活・共産・社民を伸ばしたい)。そうしないと日本が終わってしまいます。
「民主党もいい加減にしとかんと、ホントに泡沫政党にまで落ちぶれるぞ!」ということで、ぜひ牛歩でもなんでもやって本気で止めてもらいたいものです。
国民は野党もしっかりと監視し、上手く操作していく必要があります。