三田友梨佳キャスター「現職のトランプ大統領が、フロリダやテキサスなど大票田を制しましたが、まだ結果が出ていない州もある中で、勝利という宣言を口にしています。少し気が早いようにも思いますが、どのような狙いがあるのでしょうか?」
フジテレビ・風間晋解説委員「気が早いどころではないですよね。民主主義国のリーダーとして、どうなのという話です。今なら自分が大きくリードしていて勝ちは動かない。だからもう開票はやめろというふうに、一方的に主張している、そういうことですよね。まだ、数百万票の郵便投票が開票されていない状況です。最終的な結果が、まだ出ていない州がいくつもあるわけですよね。その中でも注目するのは、ペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシンの3つです」
三田友梨佳キャスター「ペンシルベニアについては、やはり注目は郵便投票ですか?」
フジテレビ・風間解説委員「この3つの州は、郵便投票を投票日の前に触ることはできないんですね。でも郵便投票を行ったのは、民主党の支持者が多い。つまり、トランプ大統領がリードしているように見えても、郵便投票の開票が進んでいくと、バイデン氏が逆転する可能性があるわけです。実際に、このウィスコンシン州、それからミシガン州では、現在、バイデン氏が逆転して、わずかなんですけれどもリードしている状況です。実は、この3つの州は4年前に、トランプ大統領があわせて7万7,000票程度の差で全部勝ちまして、そして、大統領になれたという州です。これを今度はバイデン氏が同じことがあってはならないということなんですよね。その理由として、このままでは不正が行われる、自分の勝利が奪われるという主張をしているわけです。これを聞いて、実は過激なトランプ支持者が、例えば投票所に押しかけるといった動きを始めるんじゃないか、そこがちょっと懸念されるところですよね」
トランプが事実上の勝利宣言!アメリカは「善人だが弱虫」より「強いけど悪者」を選んだのか?
しかし先に勝利宣言を出したトランプが今や主導権を握っているのは間違いない。
【執筆:フジテレビ 解説委員 平井文夫】
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以下ネットの反応。
「ここは米国だ。ベラルーシではない。大統領が当選者を決めるのではない」とCNNアンカーのジョン・キング氏。トランプ氏の一方的な「勝利宣言」を米メディアは一斉に批判した。https://t.co/d4hKOasHMx
— 冨永 格(たぬちん) (@tanutinn) November 4, 2020
米大統領選で、いつ次期大統領の当確が出始める可能性があるのか。米FOXニュースではバイデン氏の選挙人は264人に達し、270人まであと6人。ネバダ州(6人)は明日朝まで開票状況を更新しないとしており、焦点は「今日中」としているジョージア州(16人)の開票がどう進むかです https://t.co/fx4hAqiYpX
— Toshi Ogata (尾形 聡彦) (@ToshihikoOgata) November 4, 2020
解説委員 平井文夫? なんだこの厨二病拗らせたような記事は!? 変な作文垂れ流すなよ。恥ずかしくないんだろうか?https://t.co/GpDMCPLEzu
— ぶらっくす (@blks_wan) November 4, 2020
基本的には事前のシナリオ通りです。郵便投票の開票の遅れのため一時的にトランプが優勢に見える事は想定されており、レッドミラージュ(赤い蜃気楼)という言葉も報じられていました。だからこそトランプは開票の初期の一瞬を狙って無茶な勝利宣言をしたわけです。ひっくり返る事を知っていたから。
— 三春充希(はる)⭐Mitsuki MIHARU (@miraisyakai) November 4, 2020