第三は、対象業種である。なぜ飲食店のみを対象にするのか、そのことを客観的に示すデータがあるのか。東京都のデータでは、12月29~1月4日の1週間で、感染経路が判明した者の中で、感染源は、飲食店での会食が9.0%、同居が47.7%、施設が15.7%、職場が11.4%である。つまり、データに基づけば、飲食店叩きはさほど意味がないということになる。家庭内や施設、職場での感染は、無症状の感染者が増やしているのであって、それをPCR検査で早期に発見し、隔離する必要があるのである。
政府の新型コロナウイルス対策の分科会が8日開かれ、昨年12月に発生した807件のクラスター(感染者集団)を分析した結果が報告された。医療機関や福祉施設での発生が45%を占めた。飲食に関連したものは約2割で、このうち約半数は接待を伴う飲食店だった。
報道された情報にもとづき、5人以上の感染者が出たクラスターを分析したもので、分科会メンバーの押谷仁・東北大教授から報告された。
807件(感染者数1万3252人)のクラスターのうち、医療・福祉施設での発生が361件(同8191人)と最も多く、45%を占めた。飲食関連が156件(同1664人)、教育施設123件(同1754人)、職場95件(同1103人)、その他72件(同540人)と続いた。
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以下ネットの反応。
トップは夜の街(飲食は2割)ではなかった・・・。
「クラスター発生、医療・福祉施設で45% 12月分析」https://t.co/6TwGNAKCSs
— キタきつね (@foxbook) January 8, 2021
コロナの対策を考えてる皆さんに、一度満員電車の乗車体験とかしてもらったらどうだろ。
ま、飲食店も一部ではあるけど、そもそも狭苦しくて隣の人との距離が近すぎなとこあるけど。https://t.co/bDCKrPCgkR— MarcoGossip (@GossipMarco) January 8, 2021