政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の中心メンバーが、あいついで無症状感染者発見の積極検査に前向きの認識を示しています。
4日の衆院予算委員会に参考人として出席した分科会の尾身茂会長は、「検査の文脈でいうと(宣言を)解除した後の都道府県で最も大事なこと」として「感染のリスクの高いところを中心に、無症状者に焦点を合わせた検査をやることによってリバウンド(再拡大)を防ぐ」ことだと述べました。尾身氏は続けて「リバウンドを防ぐためには、感染源を早く予兆(する)、隠れたものを早く予兆すると同時に、それによって感染の経緯がしっかりとモニターできる」と発言しました。
7日のNHK「日曜討論」では、分科会メンバーで日本感染症学会理事長の舘田一博東邦大学教授は、「緊急事態宣言を解除するタイミングは非常に大事で、そのあとにどうリバウンドを起こさない対策を維持していくかが大事」と指摘。「今は市中に感染症がまん延している状況の中で、どうしても守りの対策、守りの検査を余儀なくされているが、宣言が解除されるときは市中感染が減って、急所あるいは急所の急所の部分が残っている状況になっていますから、その部分に対し、いかに効果的な対策、検査を集中していくかが大事になる」と述べました。
尾身、舘田両氏の発言は、宣言解除後、感染再拡大へ「リバウンド」しないようにするため最も重要なことは、「無症状感染者」に焦点を当てた検査でその発見・保護につなげることだとしたもので注目されます。舘田氏は感染集積地を見定め、集中検査を実施する方向を提起しました。
接触制限で人から人へのウイルスの感染経路を遮断し感染を一定抑制しても、無症状感染者という「感染源」が市中に放置されていたら、解除後、大きくリバウンドが起きることは日本でも世界でも経験してきたことです。
医療機関・高齢者施設でクラスターが続発している問題でも、無症状感染者という「感染源」が市中に多数残る状況では、人と人との身体接触が避けられない医療・高齢者施設などでクラスターを防ぎきれないことを示すものです。これら施設への社会的検査の拡充も急務です。
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以下ネットの反応。
赤旗しか報じていませんが、尾身先生、いいこといいますね。どこで考え方を180度変更されたのでしょうか?
“無症状者焦点の検査を”/コロナ対策分科会 尾身会長の答弁 https://t.co/7jaB5OurkI
— 上 昌広 (@KamiMasahiro) February 8, 2021
尾身茂 氏が以前に言っていたこと。真逆。これで尾身茂 氏を信用しろと言われてもね:
「無症状者にPCR検査しても感染は抑えられない」と尾身氏(2020年10月16日) https://t.co/SQcgi5VS0J
— Masato IDA, PhD (@miakiza20100906) February 8, 2021
「無症状者焦点の検査を」4日衆院予算委でコロナ分科会尾身茂会長答弁「宣言解除後の都道府県で最も大事なことは、感染のリスクの高いところを中心に、無症状者に焦点を合わせた検査をやることによってリバウンド(再拡大)を防ぐ」
今こそ政府は、市中の感染者を見つけ保護する感染集積地の集中検査を— 中田晋介 (@sinsuke_nakata) February 7, 2021
おや、尾身会長も無症状者を洗い出すことに焦点を当てた検査を拡大すべきだと国会で言い始めたね。
ここにたどり着くまで1年かかった。— TARNAR@2021こそコンサの年!! (@consa_48thebest) February 4, 2021
GO TOのせいで無症状者への検査の必要性がうまく伝わらなかった?責任逃れも甚だしい。
尾身さんは間違いなく政府の検査抑制を支持し、GOTOも支持していた。人が移動すればウイルスも移動するのに、人が移動する旅行を肯定していたのですから。その後に感染者が増えると真逆のこと言って責任逃れ。尾身
— ココ@コロナだったかも? (@ABqgQ5r3aXTND9N) February 3, 2021
尾身さん、やっと‼️
無症状検査を言い始めたんだ。
おそっ💢 / @cdp_kokkai キャス https://t.co/GiPKOIK7NX | 2:00:23経過— 横浜インクルーシブ教育研究所🇯🇵うちのクロとアナはもうクビ😔 (@__Member) February 4, 2021