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http://biz-journal.jp/2016/03/post_14149_2.html
A記者は吉井氏が作成した「質問主意書」を示して「今後の原発政策のあるべき姿」を質問し、津波被害の想定に誤りがあったのではないかという問題について取材を進め、「それまで津波に備えよという指摘はなかった」と答えた甘利氏はA記者から「指摘はされていた」と切り返され、それを認めるとその後言葉に詰まり、隣室に姿を消した。取材をボイコットしたのである。隣室に呼ばれたA記者は甘利氏から「取材の録音テープを消せ、番組を放送するな」と言われ膠着。仕方なく番組は甘利氏が取材を拒否したことの象徴として「取材は中断となりました」とナレーションを入れ「空席」を映した。これが甘利氏がテレビ東京とA記者を含む番組関係者を訴えた理由だ。
世直し④・原発問題⇔東京テレビVS甘利さん
http://biz-journal.jp/2016/03/post_14149_3.html
この裁判で明かされた甘利氏の暴言の数々を見てみよう。いずれも、A記者に「取材は認めない、テープを消せ」と問答になった時の台詞だ。「これは私を陥れるための取材だ。放送は認めない」
「とにかく暗がりでよくわからない上にうろ覚えで言った言葉をカメラでしっかり撮っていたじゃないか。それを消せと言っている」
「(テープを)消さないと放送するにきまっている。流されたら大変なことになる。あなたも一回そういう目に遭ったほうが良い。誹謗中傷されたらどんなに辛いか」
「自分には家族がある」
「こんなもんが放送されたら自分の政治生命は終わりだ」
「原発事故の責任を押し付けられたら、たまったもんじゃない!」
「私には肖像権がある。取材を受けた人間が流すなと言っている。放送は認められない」
「何度も言うが、原子力安全委員会が安全基準を決める。彼らが決めた基準を経済産業省は事業者に伝えるだけ。安全委員会は地震や津波のプロが集まってる組織。そこが決めてるんだ」
「大臣なんて細かいことなんてわかるはずないし、そんな権限がないことくらい君もわかってるだろう。答弁書だって閣議前の2分間かそこらで説明を受けるだけだ」
「原発は全部止まる。企業はどんどん海外へ出て行く。もう日本は終わりだ。落ちる所まで落ちれば良い。マスコミだって同じだ。お宅も潰れないとわからないもんだ。もう私の知ったことではない」これは、甘利氏が記者に向かって吐いた暴言のほんの一部だ。裁判が進むに連れて甘利氏の無責任体質が暴かれていき、傍聴者はため息をつくばかりだった。
http://biz-journal.jp/2016/03/post_14149_4.html
その結果、東京地裁(都築政則裁判長)は13年1月29日、甘利氏の訴えを一部認める判決を下し、「恣意的な編集があった」として330万円の支払いをテレビ東京側に命じた。記者とプロデューサーは報道制作担当を外され、異動になった。この裁判が報道関係者に与えた衝撃は大きい。何しろ、政治家が原発事故の責任追及の編集に少しでも瑕疵があると、高額の損害賠償を吹っかけるのだ。企画段階で二の足を踏むか、取材の足も竦むだろう。吉井氏の「質問主意書」は大震災後に原発事故被害を危惧した「予言の書」であったのに、メディアに取り上げられることはなくなった。しかも政治家が報道機関を訴えたというのに、この裁判を詳報した新聞・テレビはなかったのだ。甘利氏は「原発事故の政治家への責任追及」という「報道熱」に「冷却水」をかけることに成功したのだ。
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以下ネットの反応。
甘利明元大臣、テレ東取材を中断し提訴「日本は終わりだ。もう私の知ったことではない」 https://t.co/1RXiyV4qXH
裁判官から「原発事故の責任は誰にありますか?」と聞かれ、「げ、原発事故の責任は、自民党にあります……」と蚊の鳴くような声で答える甘利明氏。— Koji (@kwave526) 2016, 3月 9
睡眠障害で国会に出てこない甘利氏が、テレビ東京と同局の報道記者3名を相手取り、名誉毀損で裁判を起こしていた事実はあまり知られていない。https://t.co/A8j5z37vhH
こんな酷い事実は知らなかった。@tim1134
— 流山の素浪人 (@ninoppy) 2016, 3月 9
甘利明元大臣、テレ東取材を中断し提訴「日本は終わりだ。もう私の知ったことではない」 https://t.co/TAnrB5rwKd
取材途中で席を立ち、取材拒否の象徴として空席を番組で映したら、テレビ東京取材陣を名誉毀損のスラップ訴訟。メディアに圧力、都合悪いとトンズラ。— 山本宗補 (@asama888) 2016, 3月 9
しかし、「閣議の2分前に説明を受けるだけで詳しいことは分からない」人がTPPの交渉に臨んじゃってたのか…https://t.co/CCG9fubXEJ
— るまたん (@lematin) 2016, 3月 9
◆甘利元大臣、テレ東取材を中断し提訴「日本は終わりだ。もう私の知ったことではない」 https://t.co/8OUApF9iQR 他でも新聞記者に「日本がどうなるかより自分の進退が大事」って話したのリークされてたよね。何より怖いの、この原発スラップ訴訟を他局が報道しなかった事
— tatanga (@tatangarani) 2016, 3月 9
テレ東が一度、謝罪しているのもおかしいし、地裁判決もおかしい。しかし、とにかく、一番おかしいのは甘利という政治家。 / 甘利明元大臣、テレ東取材を中断し提訴「日本は終わりだ。もう私の知ったことではない」https://t.co/ARKJEzvMjO #NewsPicks
— 平野啓一郎 (@hiranok) 2016, 3月 9
これはまた、凄まじい話だね。今後、こういったことをどんどん明らかにしていく必要があると思うな。それこそ、昔の『眞相はかうだ』みたいにさ。⇒甘利明元大臣、テレ東取材を中断し提訴「日本は終わりだ。もう私の知ったことではない」 https://t.co/eBOMMiZnQS
— 松井計 (@matsuikei) 2016, 3月 9
これをシェアせず、何をシェアする?
頑張れテレ東、負けるな古巣! https://t.co/w59HUGVk1k
— 柿木坂小町 (@komachi729) 2016, 3月 8
しかも政治家が報道機関を訴えたというのに、この裁判を詳報した新聞・テレビはなかったのだ。
暴言に加え、メディアへの圧力、そしてそれをメディアが報道しないと言ういつものパターンがここにもありますね。
「日本はどうなってもいい」と言った人が締結したTPP、あなたは信用できますか?