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http://gigazine.net/news/20160315-fbi-spy-high-school-kids/
FBIが新しいガイドラインに基づきアメリカ中の高校に「政府の方針に批判的で将来的にテロリストになる可能性のある生徒」を報告するような指導を行っていることがわかりました。特に貧困状態にある子どもや移民の子ども、テロと深い関わりがある国に旅行した子どもなどに注意を払っているようです。そして、もし暴力的な過激派と見られる行動を目にした時は、地元の法執行機関や警察、FBIを含んだ「信頼する人」に相談するように、と呼びかけました。
FBIのガイドラインは一見すると一般的な「危険」を高校生に対して警告したもので、ムスリムの学生をターゲットにしたものには見えません。しかし、注意深く見ていくと、FBIは常にイスラムの脅威を名前として挙げており、文化と宗教の違いを「未来の過激派」の因子として繰り返しつづっていることがわかります。
当然、ムスリムのコミュニティはCVEに反感を示しており、「政府は我々のコミュニティを非難し、社会から孤立させるだけのプログラムをやめるべきだ」と主張しているのですが、Preventing Violent Extremism in SchoolsというFBIガイドラインを導入させることで政府はCVEの範囲をより拡大しようとしているものと見られています。
「宗教的な行動」と「政治批判」によって過激派かどうかを測るという行為の歴史は、アメリカではベトナム反戦運動を制圧したFBI長官ジョン・エドガー・フーヴァーの時代にまでさかのぼります。英雄としてもてはやされたフーヴァーは死後に評価が一転し、現在では諜報活動・恐喝・政治的迫害を行ったとして非難されています。しかし、9.11以降、フーヴァーの用いていた手法がニューヨーク市警からFBIに至るまで、多くの法執行機関によってとられているわけです。
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以下ネットの反応。
アメリカの保守(≒南部バプテスト連盟)は科学的合理性に基づく高秩序を求めているんじゃなく、神の啓示を騙った魔女狩り容認のWASPだよ。/
高校生を監視し政府に批判的な言動をすると教師に密告させるスパイ計画が発覚 - GIGAZINE https://t.co/SseQB6fozd— TMHK (@tmhk0) 2016年3月15日
反抗期な方々が監視に引っかかる可能性が高そう。
無駄な監視としか思えないなぁ。こうやって費用は浪費される。効果はあるのか?高校生を監視し政府に批判的な言動をすると教師に密告させるスパイ計画が発覚 - GIGAZINE https://t.co/5LvDrrc48S
— ごろごろごろごん@呉鎮守府@俾斯麦 (@56goro56gon) 2016年3月15日
"特に貧困状態にある子どもや移民の子ども、テロと深い関わりがある国に旅行した子どもなどに注意を払っているようです。 https://t.co/B02Nh0yMHI
— 鉄馬 (@tetsumah) 2016年3月15日
もちろんテロを未然に防ぐのは大事。けどFBIによるiPhoneロック解除が犯罪者の端末だけでは済まないことがハッキリしてしまった記事ですね、、FBIの要求は、これからエスカレートしていきます#AppleVsFBI #ロック解除問題 https://t.co/kyFVq2E8Cq
— FUN crew (@funcrew55) 2016年3月16日
バトルロワイヤル思い出した//高校生を監視し政府に批判的な言動をすると教師に密告させるスパイ計画が発覚 - GIGAZINE https://t.co/NfbfYJRbJA
— 光輝@VRに持ち込みおじ (@koukiwf) 2016年3月16日
日本も危ないことになりそう。 https://t.co/s5YZbQL3PE
— Akira Mizushima (@pupunta) 2016年3月16日
しかし、9.11以降、フーヴァーの用いていた手法がニューヨーク市警からFBIに至るまで、多くの法執行機関によってとられているわけです。
どういった基準で「政府に批判的でテロリストになる可能性のある生徒」を決めるのか知りませんが、怖ろしい社会ですね。
日本は大丈夫ですよね?高校生の政治活動を制限しようとしてますが、関係のない話ですよね。まさか、こんなところまでアメリカ化しないですよね。信じてます。