鬱病や統合失調症などの患者のための月刊誌「メンタルヘルスマガジン こころの元気+(プラス)」(会員制、約1万部)が6月、100号を発刊しました。
精神疾患患者向け月刊誌「メンタルヘルスマガジン…」が創刊100号 前向きに生きるヒントhttp://www.sankei.com/life/news/150630/lif1506300010-n1.html
平成19年3月に創刊。表紙を飾るのは笑顔の患者たちだ。患者自身が書き手となり、前向きに人生と向き合うヒントを提供し続けてきた。発行者は、患者と医師らで作るNPO法人「地域精神保健福祉機構(コンボ)」(千葉県市川市)。表紙に患者のグラビアを使うアイデアは、丹羽大輔編集長(52)が発案した。
「当時は当事者が少しずつ、世の中に出ていく風潮が高まっていた。育児雑誌を参考に読者モデルのアイデアを思い付いた」と振り返る。反響は大きく、読者モデルへの応募が数年待ちになることもあった。
会員が回答者(コンボライター)となり、患者らの質問に答えるコーナーも人気。登録コンボライターは約640人に上る。その一人、双極性障害(躁鬱病)の市川左千子さん(47)は「病気になり、栄養士の仕事を辞めた後は死ぬことばかり考えていた。でも、自分の書いた文章が人の役に立つことが自信になった」と話す。
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「こころの元気+」とはhttps://www.comhbo.net/?page_id=4180
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年間5000円の賛助会費(送料込)で、毎月直送。「精神」などの文字がない安心封筒でお届けします。
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精神疾患に関しては普段からけっこう調べることが多いのですが、こんな雑誌があるとは知りませんでした。見本を少し見てみましたがアンケートなんかあってなかなか充実しています。
精神疾患の情報・患者さんの声はネットでも集められますが、かなり生々しいので現在症状が重い人にはキツイ面もあります。その点、雑誌になっていれば編集者の目が入りますのでソフトな仕上がりになります。ただ、ソフトな仕上がりになる分、どうってことのない情報になることも考えられます。
どっちの情報が役に立つのかはわかりませんので、できるなら幅広く情報を集めることが理想でしょう。