どうも、Mr.Kです。
今回は”【1秒でも早く】風邪を治す方法”と大きく出て、風邪のことについて語っていきます。
風邪とは
まず、風邪について確認しておかなければならないことが一つあります。
それは、風邪の症状(喉の痛み・鼻づまり・寒気・熱など)はすべて、自分自身で起こしているものだということです。
体に侵入してきたウイルスをやっつけるために、体が風邪の症状を出しているのです。
決してウイルスが暴れているのが症状ということではありません。
では、どのようにして体はウイルスをやっつけようとしているのか症状別に簡単に見てみましょう。
風邪の症状
喉の痛み
風邪のウイルスは多くが喉の上気道に感染します。
ですから、風邪を上気道炎ということもあります。
そして、喉が痛くなるのはウイルスをやっつけるために炎症を起こして、ウイルスをやっつける白血球(マクロファージとかT細胞とか)の皆さんの活動を活発にするためです。
どうしても喉が痛い場合は「塩水うがい(コップ一杯の水に小さじ1)」をすると、浸透圧の関係で一時的ですが痛みはひきます。
マフラーなんかで首を温めるのも効果があります。
寒気
喉が痛くなったあとに来ることが多いのが寒気です(軽度の風邪なら寒気はないです)。
寒気は体温を上げて免疫機能を活発にするために、体温調節中枢が設定温度を上げるために起こるものです。
36度そこそこに設定されているものを、パッと38度ぐらいに設定するので感覚的には「寒い」と感じるのです。
熱
1度体温が上がると免疫機能が30%上がるなんて話があるように、免疫機能を活発にするために体温をあげた結果が「熱」です。
39度を超えて体力が消耗するような熱は解熱の必要がある場合もありますが、38度ぐらいなら基本はそのままというのが海外の医師のスタンダードです。
やっかいな熱にもちゃんと意味があるということですね。
鼻水
鼻水はウイルスを体の外に流しだそうとして出すものです。
どうしても止める必要があるとき以外は、出るがままにしておいたほうがいいでしょう。
咳
咳も鼻水と一緒でウイルスを外部に吐き出そうとするものです。
咳も止めない方がいいですが、あまりにもひどい場合は体力を消耗したり、器官を痛めたりするので薬などで症状を軽減したほうが良いでしょう。
下痢
風邪の時に下痢になるのは、夏風邪(胃腸風邪・お腹の風邪)でなければ、多くの場合が薬を飲んだためになると言われています。
それでも、風邪の時は消化機能が落ちるので普段から下痢になりやすい人は下痢になるのかも知れません。
風邪の治し方
ということで、風邪の症状は自分で起こすものだと言うことがわかりました。
じゃあ、そんな風邪に対して僕らは一体どういった態度で望めば良いのでしょうか?
もうお分かりかもしれませんが、風邪はウイルスをやっつけるために体が頑張っているのですから、基本的には体に任せるしかありません。
そして、体が頑張りやすいようにサポートしてあげるというのが「風邪の治し方」ということになります。
風邪のことをよく知って、体のサポートが上手になればなるほど風邪も早く治せるようになる=【1秒でも早く】風邪を治す方法ということにさせてください。
風邪薬
ここで、風邪薬は?という疑問が起こるかも知れません。
風邪薬は風邪の症状を抑えるためのもので、ウイルスをやっつけてくれるわけではありません。
ですから、風邪薬を飲む必要がある時というのは、「会社や学校を休めなくて症状を抑えたい時」「症状があまりにもひどくて体力を奪われそうな時」になります。
症状がそれほどひどくなく、休養が取れる場合には風邪薬で症状を抑え込んでしまうと、かえって長引く可能性もありますので、使うときには考えて使いたいものです。
そして、風邪薬は長期間服用しないのが基本です。
風邪を早く治す方法
基本、体任せとは言っても、一刻も早く風邪を治したいと思う時というのはありますよね。
デートが近い・試験が近い・腹いっぱいスイーツが食べたい時などなど。
ですから、ここからは少しでも風邪を早く治す具体的な方法についてお話ししていきます。
風邪のひきはじめ
まず、風邪を早く治したいなら「ひきはじめ」が勝負です。
僕の今までの実践結果からも「ひきはじめ」が勝負どころだと強く感じます。
で、まず風邪をひいたかなと思ったら何をするべきでしょうか?(症状としては喉のイガイガを感じたとき、頭がボーっとするときが多いです。)
まずは、どうしても今やらなきゃならないこと以外はすべて放棄します。
仕事も勉強も遊びも調子が悪い時にやったって、いいパフォーマンスはできません。
そして、カイロ・湯たんぽ・厚着などをして免疫機能が働きやすいように体を温めます。
さらに、体がウイルスと戦うのに全力を使えるように布団に入って横たわります。
ここでできれば、グルタミン、ビタミンC(最近の実験では否定されがちですが)、プロポリス、マヌカハニーなどを投入すると栄養的には良いかと思われます。
風邪の時の食事
ここで大事なポイントがあります。
それは、風邪の時の食事です。
そして、風邪の時は「食事はなるべく控える」というのが僕の考えです。
「風邪の時は栄養を摂取したほうがいい」という昔ながらの見解に反するのですが、僕は知識上からも経験上からも食べない方が回復は早いと確信しています。
なぜなら、添加物や農薬の問題や食べ物自体が昔に比べて栄養がなくなったという話はありますが、それでも現代人はよっぽどでない限り1日2日食べなくても大丈夫なぐらいには、過剰な栄養を蓄えていると言うことがあります。
そして、消化はものすごいエネルギーを使うことというのが問題になります。
消化にエネルギーを使ってしまうと、ウイルスと戦う方にエネルギーを回せなくなります。
ですから、風邪のひきはじめには無理して食べない方がいいのです。
風邪の時の食べ物
それで、1日ぐらいほとんど何も食べずに過ごしてお腹が空いてきたら、徐々に消化の良いものから食べていくというのがいいでしょう。
ヨーグルトやケフィアなんかは消化に負担がかからずに、消化器官の状態も上げてくれるのでうってつけかと思います。
そして、それでもお腹が空くなら、ここで始めておかゆやうどんなどを食べるというのが賢いやり方です。
エネルギーが有り余っている10代、20代前半の人なら食べまくって消化にエネルギーを使っても、まだエネルギーが余ってるから大丈夫かも知れませんが、自信のない年齢の方は無理に食べるのは控えましょう。
風邪の時のお風呂
次に風邪を早く治すために気になるのが「風邪の時のお風呂」だと思います。
日本では昔は風呂が家になかったり、風呂場が家屋から独立していたので、風呂から上がると冷えるのが当たり前でした。
そういった経緯から「風邪の時は風呂に入るな」という言い伝えが残っているのですが、これは日本独自の考えのようです。
諸外国では風邪と風呂について語られることすらないようです。
ですから、症状がひどくない場合はサッとお風呂に入ったほうが、サッパリするので良いでしょう。
長風呂は体力を消耗しますし、体調の急変も怖いのでやめておきましょう。
汗をかいて風邪を治す
「汗をかいて風邪を治す」というのはありえないことだと思います。
汗をかいたら体は冷えますよね。
「風邪と風呂」の昔からの言い伝えは体を冷やさないように風呂をやめておけという話ですし、そもそもウイルスをやっつけるためにわざわざ体を温めているのに冷やしてどうするんだということになります。
「汗をかいて風邪を治す」というのは「熱を下げる=風邪が治る」という思い込みからきたものだと推測しています。
実際は「ウイルスをやっつけ終わる=熱が自然と下がる=風邪が治る」です。
風邪が治らない場合
それで、症状がひどい場合や症状が長引く場合は医者へ行きましょう。
副鼻腔炎などの合併症を起こしているかもしれませんし、もしかしたら他の病気かも知れません。
妊婦・赤ちゃんの風邪
妊婦の方や赤ちゃん(乳幼児)が風邪をひいた場合も医者へ行って指示を仰ぎましょう。
デリケートな時期ですから、自分で判断せずに専門家の支持を仰ぎましょう。
風邪の予防法
風邪を早く治すのもいいけどできれば風邪をひきたくないですよね。
ということで、風邪の予防法をご紹介します。
・睡眠時間を長く取る
睡眠時間が7時間より少ない人は、8時間以上の人に比べて3倍風邪をひくという言う実験結果もありますので、風邪をひきたくない時には長く眠ることを心がけましょう。
・子供に近づかない
風邪のウイルスの主な保有者は子供です。
なんか非人道的な気もしますが、どうしても風邪をひきたくない時は、近づかないようにしましょう。
・顔に手をやらない
風邪のウイルスはなんとなく空気感染してそうな気がします。
でも、多くの場合は風邪のウイルスがついた場所を触った手で目や鼻をこすって、ウイルスが体内に侵入します(インフルエンザは空気感染が多いようです)。
ですから、なるべく顔を触らないようにしましょう。
物を触るのは利き手、顔を触るのは逆の手と普段から意識して分けておくのがオススメです。
胃腸風邪・お腹の風邪
胃腸風邪やお腹の風邪と言われるものは本来は「感染性胃腸炎」と言うものです。
ウイルスや細菌が腸に感染して起こるものですね。
ウイルスにはノロウイルスやロタウイルスがあり、細菌にはカンピロバクターやサルモネラ菌がいます。
冬場はウイルス、夏場は細菌ということが多いです。
基本的には下痢や嘔吐などの症状がおさまるまで安静=治療となりますが、体力の消耗(脱水)なども怖いので医者へ行くことをオススメします。
特に子供さんはすぐに病院に連れて行きましょう。
その時になるべく他の人に移さないように、綺麗な格好、手洗いなどもしましょう。
夏風邪
風邪をひくのは冬の方が圧倒的に多いですが、夏に風邪をひくこともあります。
そして、夏風邪は子供がなるものが多いです。
プール熱、ヘルパンギーナ、手足口病といったものですね。
ほとんどが糞便を介した経口感染ですから、手洗いをしっかりするのが対策となりますが、子供ですからなかなか難しいです。
高熱が出るし、ポツポツも出て心配なので、やっぱり病院に行くことをオススメします。
大人の長引く夏風邪は、クーラーによる自律神経の不調によって起こるものが多いでしょう。
クーラーは上手に使いましょう。
風邪にまつわるいろいろ
今年の風邪
風邪は「月単位」でウイルスの流行が変わるので「今年の風邪」というのは表現としては微妙です。
「今月の風邪」とか、「あなたの風邪」とかの方がシックリきます。
風邪の症状は人によって出やすいものと出にくいものがあるので「あなたの風邪」というのは間違ってないと思います。
僕なんかは風邪で「頭痛」なんて一度もなったことがありません。
栄養ドリンク
市販の栄養ドリンクを飲む場合はよく成分を確かめてから飲みましょう。
栄養補給のつもりが、逆に添加物を摂取することになり逆効果なんてことにならないように。
抗生物質
抗生物質は細菌を殺すためのものですから、ウイルスが原因である風邪には効きません。
酒
酒を飲むと温かくなるしよく眠れるので、ほんの少し飲むだけですぐに眠れる人などには効果があるかもしれません。
けど、毎日酒を飲んでいるような人は、風邪の時ぐらいは飲むのをやめてさっさと寝ましょう。
まとめ
風邪の症状はウイルスをやっつけるために自分で起こすものです。
症状が我慢できない時や、体力を消耗するほどひどいものでない場合は、なるべく体任せにしておきましょう。
そして、上手に体をサポートしてあげることが【1秒でも早く】風邪を治す方法となります。
調子の悪い時は無理をせずに、また元気になってから頑張りましょう\(*⌒0⌒)♪