二〇一六年の次期米大統領選挙に出馬を表明している民主党最有力候補のヒラリー・クリントン前国務長官は十三日、ニューヨークで経済政策について演説し、環太平洋連携協定(TPP)交渉に関し「雇用を創出し、賃金を上げ、安全保障を高めるものであれば支持する。だが、そうでなければ(TPPからの)離脱も覚悟すべきだ」との考えを示しました。
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TPP「離脱も覚悟を」 クリントン氏、賃金上げ条件http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015071402000268.html?ref=rank
TPPをめぐっては今月下旬にハワイ・マウイ島で事務レベル協議と閣僚級協議が連続して開かれ、日米はこの交渉での大筋合意を目指している。クリントン氏は国務長官としてTPPを推進してきたが、このタイミングでの発言は安易な妥協を許さない姿勢を強調する格好となった。労働組合を主な支持母体とする民主党内には、TPPによって国内雇用を奪われるとの懸念が根強い。クリントン氏はその懸念を受け止める姿勢を打ち出すことで、大統領選での支持取り付けを狙っているとみられる。
クリントン氏、通商協定交渉「立ち去る準備を」http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM14H0M_U5A710C1EAF000/
クリントン氏は「通商はこの数十年、経済の主要な原動力となってきたが、米国の製造業の空洞化にもつながった」と指摘した。通商協定が雇用創出や賃金上昇、安全保障の推進に貢献するなら支持すべきだが「そうでなければ、立ち去る準備をしておくべきだ」と述べた。「通商協定には高い基準を設ける必要がある」との考えも示した。
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以下ネットの反応。
総理になる直前の安倍総理と同じ発言ですね。
総理になった途端に、TPPの推進にチェンジした安倍さんと同じ、RT: @uchidashoko クリントン氏「TPP離脱の覚悟も」:テレビ東京 http://t.co/ILTAZfp44D ひえーっ、選挙がらみといえ、この発言はすごい。
— ステレオ (@stereo_kun) 2015, 7月 14
クリントン氏「TPP離脱の覚悟も」:ニュースモーニングサテライト:テレビ東京 http://t.co/aZEhsUNRih それ、アメリカの議会でも言ってくださいよ。
— (ω・` ISH 彡)з (@ISH1987Azarashi) 2015, 7月 14
クリントン氏「TPP離脱の覚悟も」:テレビ東京 http://t.co/w1moMmNMzM ひえーっ、選挙がらみといえ、この発言はすごい。今までわがままルールを押し付けてきた米国自身から「離脱」という発言とは!さすがアメリカ(笑)。もちろん離脱いただき頓挫してほしいものです。
— 内田聖子/Shoko Uchida (@uchidashoko) 2015, 7月 14
完全なる選挙へ向けての言葉であり、民主党(民主党は一応は労働者が支持層)内での支持を取り付けるための発言です。やはりアメリカでもTPPに反対と言わないと支持してもらえないようですね。前回の選挙の時の自民党と一緒です。
そして、選挙が終わり次第徹底的にTPPを推進することになるのは、自民党もヒラリー・クリントンも一緒です。「大企業が国民から徹底的に富を収奪するシステム⇒TPP」戦争法案とどちらが恐ろしいのでしょうか?