アメリカのトランプ次期大統領が記者会見で、薬の価格を引き下げる考えを突然示したことから、12日の東京株式市場では、収益の悪化が懸念されるとして、製薬関連の株価は大幅に値下がりしています。
これはアメリカのトランプ次期大統領が記者会見で、政府系医療機関の薬の調達に関連して、「アメリカは世界最大の医薬品の購入国でありながら、適切に入札をしてこなかった。製薬業者たちは今現在、好き勝手なことをしている」と述べて、入札制度を強化して薬の価格を引き下げる考えを突然示し、日本の製薬会社の収益が悪化することへの懸念が出たためです。
市場関係者は「これまでトランプ氏は薬の価格の引き下げには消極的だと見られ、アメリカ事業を強化しようとしていた製薬業の株価はこのところ値上がりしていた。トランプ氏が一転して反対の考えを示したことを、市場は驚きを持って受け止めている」と話しています。
トランプ今度は製薬会社を標的に 薬価引き下げを表明
トランプ次期米大統領は11日に開いた会見で、製薬会社は「殺人」の罪を犯しているにもかかわらず、罰せられておらず、政府に多額の費用を負担させていると批判、薬価の改革を進める意向を表明した。また海外へと拠点を移す動きが加速しているとして、製薬業界を国内に回帰させる必要があるとした。
米国では、生死にかかわるような医薬品の価格が大幅に値上げされたことで製薬業界への批判が高まっている。
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以下ネットの反応。
トランプ今度は製薬会社を標的に 薬価引き下げを表明|ニューズウィーク日本版 https://t.co/YwhXKHTn7q
これは正しい。この選択1つ取ってもアメリカ国民は正しい判断をしたと言ってもいいかもしれない。
— gero - I am not ABE. (@garirou) 2017年1月12日
トランプ次期大統領、米政府が薬価について製薬会社と価格交渉をする必要があると示唆。事実としたら、大きなニュースですが、詳しい内容が説明されていないので、どう判断すべきか難しいです。
— Daisuke Nakai (@daisukenakai) 2017年1月11日
自動車産業の国外からアメリカへの引き寄せは分かっていたが、製薬会社にも同じことを言及したトランプ次期大統領。ジェネリックはじめ、製造コスト削減のために主に途上国に工場を構える大手製薬会社。どうするんだろう。#トランプ会見
— 稲本望 (@nosmokerider) 2017年1月11日
もっともっと言え!
トランプ今度は製薬会社を標的に 薬価引き下げを表明 https://t.co/Tf9BvuSCB5
— 吉田 国保 (@I2m9A7c3uPffMXK) 2017年1月12日
米国では、生死にかかわるような医薬品の価格が大幅に値上げされたことで製薬業界への批判が高まっている。
トランプ氏のことを決して評価しているわけではありませんが、ここ(アメリカ№1の既得権益)に斬り込む発言をする大統領が出てくるとは超驚きです。ホントにトランプ氏からは片時も目が離せません。