8月10日「おぼっちゃまくん」などの作品で知られる漫画家小林よしのり氏が、日本外国特派員協会で会見しました。
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http://www.bengo4.com/other/1146/1287/n_3530/
いま国会で審議中の安保法案について、小林さんは「アメリカの戦争に付いていくためだけの法案」とバッサリ。「日本は侵略戦争は二度としない」「日本という国が、二度と侵略戦争に巻き込まれないため、安保法制には反対しなければなりません」と強調した。小林さんは、アメリカが第二次大戦後、ベトナムやアフガニスタン、イラクなどで戦争を繰り返してきた歴史に触れ、「アメリカは今後も必ず、侵略戦争をします」と断言した。
小林さんは「イラク戦争は侵略戦争だった」と指摘し、「アメリカは、今はイラク戦争で懲りている。だから、今後10年で軍縮して、軍縮した部分を日本の戦力で補填しようとしているわけです」と現状を分析した。
しかし、「アメリカという国は、必ずまた戦争をしますよ。アメリカには軍産複合体の問題もあって、古くなった兵器は在庫一掃しなければならない。こんな危険な国はないんですよ」と警鐘を鳴らした。
また、安倍首相などが唱えている「中国脅威論」については、「立憲主義と中国の脅威を天秤にかけて、立憲主義を崩壊させなければいけないほど、中国の脅威が迫っているのでしょうか。憲法改正は1〜2年でできます。その1〜2年の間に、中国が日本を侵略してくるでしょうか?」と疑問を呈していた。
150810 日本外国特派員協会主催 漫画家・小林よしのり氏 記者会見 ショート(5分)
小林よしのり氏「アメリカは必ずまた侵略戦争をする」(2015.8.10 外国特派員協会)
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以下ネットの反応。
彼の意見は私とは異なるが、一本筋は通っている。議論を論理的に積み重ねることが可能な思考の持ち主。
小林よしのり氏、安保法案で安倍政権を批判「ナチスまねて法を形骸化」(発言詳報) http://t.co/OvOMgTa5IV @HuffPostJapanから
— Masao Miyakoshi (@kyrina07) 2015, 8月 10
sealdsとの対談についても質問が出たのか。
でも、小林氏の「意見は違うが見守る」という答えはとても優しい。
小林よしのり氏、安保法案で安倍政権を批判「ナチスまねて法を形骸化」(発言詳報) http://t.co/ykZCCLaHiY @HuffPostJapanさんから
— VH (@hideandseek2012) 2015, 8月 10
小林よしのり氏、安保法案で安倍政権を批判「ナチスまねて法を形骸化」(発言詳報) http://t.co/KWUjwvqDqL 麻生も「憲法はある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口に学んだらどうかね。」と
— ハマのシルバー (@shinobun1208) 2015, 8月 10
小林よしのり氏がきわめてまっとうに感じられる RT @okaguchik 俺も,この意見と,ほぼ同じです。
http://t.co/HwP1C7LFA1
— Nobuyo Yagi 八木啓代 (@nobuyoyagi) 2015, 8月 10
「アメリカの侵略戦争の下請け」「中国の脅威は立憲主義を放棄するほどか」「安倍政権はナチスの真似」だから、今回の安保法案は絶対に廃案にしなければならない。「日本は侵略戦争をしない」「自衛隊員を守るために軍隊に」と小林よしのりが言っていることは、それなりに筋が通ってますよね。
憲法9条改正に関しては賛否は別れるでしょうが、国民投票をした結果として憲法が改正され軍隊を持つということになるのなら、賛成・反対は別として「立憲主義」の下で行われるのですから、まっとうなやり方です。
でも、今の戦争法案は「アメリカの侵略戦争の下請け」「中国の脅威は立憲主義を放棄するほどか」「安倍政権はナチスの真似」というものですから最悪です。日本国民として主義主張はそれぞれでしょうが、今回の立憲主義を覆し、アメリカの侵略戦争に加担するだけの戦争法案には国民が一つになって反対する必要があります。そして、同時に安倍クーデター政権にも退陣してもらわなければなりません。