「買われた記事」ダイジェスト
記事とは記者が客観的な立場で取材をして書くものだ。スポンサーがカネを払って載せる広告とは違う。
命にかかわる薬の記事をめぐってカネが動いていた。
記事がカネで買われていたことにならないのだろうか。
人の命をどう考えるのかーー。広告とは、PRの仕事とは何か。そして、ジャーナリズムとは。
「買われた記事」シリーズの第9回「報酬を得た『記事』に医薬品名、『時間差』で広告」で私たちは、新聞の糖尿病特集に、特定の製薬会社の医薬品名が載り、それに製薬会社からのカネが動いていた実態を暴いた。
それには大手広告代理店・電通が関与していた。
電通の顧客である製薬会社MSDがカネを出し、報道機関・共同通信(一般社団法人共同通信社)の子会社である株式会社共同通信(KK共同)が作った2009年と2010年の糖尿病特集の記事を、地方紙が掲載した。地方紙には数日後にMSDの広告が掲載された。
薬の効能についての新聞記事に、もし製薬会社からのカネが絡んでいたら。
読者のみなさんはそれを「記事」だと考えますか?
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以下ネットの反応。
ワセクロの調査報道によって、遂に東京都が調査に踏み出した。電通と共同通信の癒着は明かであり、徹底的な糾明が必要だ。メディアの巨人を追いつめるワセクロの緻密な調査報道を、是非読んで欲しい。
東京都、調査に踏み出す: #ワセダクロニクル https://t.co/ohzhATA0kZ— 本間 龍 ryu.homma (@desler) 2017年12月27日
福岡市の調査着手は早かったけど、やっと東京都が動いたか / “東京都、調査に踏み出す” https://t.co/ykgKNyOo0g
— 楠 正憲 (@masanork) 2017年12月27日
ワセダクロニクルは動画が素敵です。
しかし、電通は悪事という悪事に絡みまくってますね。
そして、共同通信も。
製薬会社は安定の恐ろしさ。
「調査報道」すごい。