ロシア連邦議会の最大勢力を誇る与党・統一ロシアの人気は、プーチンあってのものだった。だがサッカー・ワールドカップ(W杯)の開幕直前に年金受給開始年齢を引き上げる改革案を発表し、急いでそれを可決しようとする議会の動きが伝わると、あらゆる世論調査で統一ロシアとプーチンに対する支持率は急降下した。
全ロシア世論調査センター(WCIOM)によれば、最新のデータでは、政府の改革案を最も強く推した統一ロシアへの支持率は、37%にまで下落。2011年に記録した史上最低の34.4%に非常に近い。
プーチン政権に対する支持率低下はさらに激しく、31.1%だった。別の国営調査機関や独立系のレベダ・センターによる調査も、同じような結果になっている。
今回の年金制度改革案では、年金受給開始年齢は男性が60歳から65歳、女性は55歳から63歳に、今後10年間で段階的に引き上げる。アメリカ主導の対ロシア制裁や西側との貿易の中断、2014年の原油価格の急落などで膨らんだ財政赤字を削減するためだ。
スポンサーリンク
以下ネットの反応。
【プーチン氏支持率 3割に急落】プーチン独裁を支えてきた高い支持率が、8割から3割に急落。W杯に紛れて年金支給開始年齢を引き上げようする政府の年金改革案に対する不満の高まりから。 https://t.co/xRJymkImdA
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年8月1日
NowBrowsing: プーチン支持率、8割から3割に急落 いったい何が? | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト: https://t.co/9EC9kGM1Zs
— こぴ (@Ravenlake_) 2018年8月1日