「説明できることとできないことがある」
キャスターを睨みつける菅義偉総理に、現場のスタッフは息を呑んだ。
国会開会の当日、10月26日夜のNHK『ニュースウオッチ9』に菅総理が生出演。終わり際、日本学術会議任命問題について何度も質問され、露骨に不愉快そうな表情を浮かべた一幕である。
その翌日、報道局に一本の電話がかかってきた。
「総理、怒っていますよ」「あんなに突っ込むなんて、事前の打ち合わせと違う。どうかと思います」
電話の主は、山田真貴子内閣広報官。お叱りを受けたのは、官邸との「窓口役」と言われる原聖樹政治部長だったという。
「この件は理事のあいだでも問題となり、局内は騒然となりました。総理が国会初日に生出演するだけでも十分異例。そのうえ内容にまで堂々と口を出すとは、安倍政権のときより強烈です」(NHK幹部職員)
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以下ネットの反応。
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— 民主主義を守る (@mirac1e7) November 13, 2020
「菅首相『NHKニュースウォッチ9』にて日本学術会議の任命拒否について、推薦名簿は「一部の大学に偏っている」「地方が少ない」「若手が少ない」「民間が少ない」などと呆れ果てるデマ攻撃。任命拒否でも、「説明できることと、できないことがあるじゃないですか」と逆ギレ。とても首相の器じゃない」 pic.twitter.com/CaLvo9OPGY
— りょう(脱原発に一票チーム京都二区) #相互フォロー募集中 (@Ryohhei039724Rs) October 26, 2020
菅首相 日本学術会議「会員一部大学に偏り 多様性の確保必要」 #nhk_news https://t.co/k3y0OBHL74
— NHKニュース (@nhk_news) October 26, 2020
歴史的 首相失格発言。
「説明できることと、できないことがある」
説明できなくても強権を振るう。
よくこんなことを、恥ずかしげもなく言う…https://t.co/bXaPoG7pw1— 東京新聞労働組合 (@danketsu_rentai) October 26, 2020
所信表明で学術会議問題をスルーした菅首相が、NHKニュースで問われ反論。「民間出身が少ない、若手が少ない、出身が偏っている、推薦されたとおり任命でよいのか」ー初めての言い訳も登場。
推薦に基づく任命は法律の求めであり、形式的任命は過去の国会答弁。法改正もなく勝手にやってしまう乱暴さ。 pic.twitter.com/KOgi8oysWI— 山添 拓 (@pioneertaku84) October 26, 2020
「事前の打ち合わせと違う」。政治家への質問事項は事前に打ち合わせなどしないのが、ジャーナリズムの国際的な「常識」。それで答えられる能力を持つ人だけが政治家として残る。日本は違うのかな?
総理、怒っていますよ…官邸からNHKへの「クレーム電話」その驚きの中身https://t.co/TbPyfvR3qC
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) November 14, 2020
「あんなに突っ込むなんて、事前の打ち合わせと違う」
やっぱり、ツッコむなって事前に言われてるんだね。キャスターはGJである。総理、怒っていますよ…官邸からNHKへの「クレーム電話」その驚きの中身(現代ビジネス)#Yahooニュースhttps://t.co/czdqJgUyAN
— Tad (@TadTwi2011) November 15, 2020
菅首相や山田氏はNHKを自分の広報機関としか思っていないのだろう。→総理、怒っていますよ…官邸からNHKへの「クレーム電話」その驚きの中身(現代ビジネス)#Yahooニュースhttps://t.co/vZXrOsxn5Q
— 想田和弘 「精神0」公開中 (@KazuhiroSoda) November 15, 2020