東京都 「障がいは言い訳」ポスター、批判で撤去
「障がいは言い訳にすぎない。負けたら、自分が弱いだけ」。東京都主催の障害者スポーツをPRするイベント用ポスターのキャッチコピーに対して、障害者らから批判が相次ぎ、都は15日夜、JR東京駅構内からこのポスターを撤去した。選手が自分を鼓舞した言葉が、せりふの形を取らずに使われて誤解を呼んだ形だが、東京パラリンピックを2年後に控えて、障害者スポーツを推進する難しさがにじむ。
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以下ネットの反応。
「障害を言い訳にするな」も「死んだら負け」も、当事者による自戒の言葉だからこそ意味を持つのであって、同じ言葉を他人が言ったら、その言葉はそのまま障害や希死念慮を持つ人への迫害になる。で、その「迫害」が、いま、当事者の言葉をオウム返しにする形で拡散されている。
— 小田嶋隆 (@tako_ashi) 2018年10月15日
東京駅にある東京都の広告。「障がいは言い訳にすぎない」。つまり東京都庁で障害者雇用されると、障害を理由にできないことがあっても、「言い訳だ!」と上司に詰められるわけですね。障害の「害」を「がい」にした表記で差別をあおる東京都。素晴らしい日本です(棒) pic.twitter.com/ud701E1Zv6
— 障害者雇用の働き方 (@YANA1945) 2018年10月12日
元の発言はこれらしいが悪質な広告。
「健常の大会に出ているときは、障がいがあってもできるんだという気持ちもあれば、負けたら“障がいがあるから仕方ない”と言い訳している自分がありました。でもパラバドでは言い訳ができないんです。シンプルに勝ち負け。負けたら自分が弱いだけ」杉野選手
— 💫T.Katsumi🎸 (@tkatsumi06j) 2018年10月14日
この1枚のポスターにも、何人もの人が関わっているだろうに。誰も疑問を呈さなかったのだろうか…? →パラ選手ポスター「障がいは言い訳」波紋 ネットで疑問の声、東京都が撤去・削除 https://t.co/O43gFranZs
— Shoko Egawa (@amneris84) 2018年10月17日
東京駅のポスターは撤去され、お詫びもでたそうです。
原文は、「パラバトは障がいを言い訳に出来ない」だったのに「障がいは言い訳に過ぎない」にしたために不適切になったとのこと。
選手が気の毒です。制作側の意識とセンスが残念な結果を生むことになったと思います。— 東ちづる Chizuru.Azuma (@ChizuruA1) 2018年10月16日
⬜︎ 「障がいは言い訳」に批判意見 東京都が啓発ポスターを撤去https://t.co/4p2gmJ1h7C
原文を抜き取ってフレーズを使ったらしいけど、どうであれ選手が自分を鼓舞する言葉を他が批判することの方がどうかと思う。そんな声に反応して撤去?撤去でなく原文のままのポスター作り変えたらいいのに。
— フィフィ (@FIFI_Egypt) 2018年10月16日
「アスリートのメンタル凄え!」
って文脈であって、
「障害者は障がいを言い訳にするな」じゃないだろ、
「負けたら、自分が弱いだけ」だとアスリート自身の言葉を引用してるんだから。
普通に誤読だぞ?それ。
解釈の仕方の問題じゃなくて、誤読。ポスター撤去で勝った気になるから負けるんだな。
— Maiko Kissaka (@kissaka) 2018年10月16日
で、小池百合子は釈明できずに隠れてるのか?何か言ってみろよ https://t.co/PcpX7TZTIJ
— 💯天才夢来山@来夢ちゃん ⛄ (@mukuyamarai) 2018年10月16日
障がい者の父歴42年。
許せないなあこういうの。
散々差別されてきたけど、障がいは言い訳かよ。
二人の子どもは40年ぐらい言い訳して生きてきたのか?
今、健常者でも、みんな、明日、障がい者になるかもしれないよ。
こんなポスター見たら私は破く。
犯罪と言われたら、どちらが犯罪か争うね。— f_obiwan (@f_obiwan) 2018年10月16日
あの差別ポスター、やっぱり東京都は撤去したんだ。
にしても、パラバドミントンの杉野明子選手の言葉「障がいが同じ条件の相手なら、負けても言い訳できない」を「障がいは言い訳にすぎない」と書き換えたコピーライターは都のチェック機能が不全になるほど大物なんだろうかhttps://t.co/JFjTjYMFim
— 盛田隆二 (@product1954) 2018年10月16日
「障がいは言い訳にすぎない」のポスターが、制作段階のチェックをくぐりぬけて印刷→掲示にまで至ってしまったことの不思議さについて考えている。原因として、「すべての関係者が一人残らずバカだったから」というのは、やはりいくらなんでもあり得ない気がする。
— 小田嶋隆 (@tako_ashi) 2018年10月16日
「障がいは言い訳にすぎない」は障害のある人個人が自分を律し、鼓舞する言葉だからいいのであって、障害者理解一般を促す標語に使うには不適切でしょうに。ましてや都は、都内事業所に合理的配慮を求めるべき立場。都がやるべきことと標語の中身がアベコベです。https://t.co/ojqQvxCwKy
— 上川あや 世田谷区議会議員 (@KamikawaAya) 2018年10月15日