統一選・参院選がハードル=首相、求心力維持へ正念場-野党、共闘不安・19年政局
政府・自民党内では、野党側を揺さぶるため参院選に合わせて衆院解散・総選挙を行う衆参同日選も取り沙汰される。過去2回の同日選はいずれも自民党が大勝しており、首相周辺は「あってもおかしくない」と語る。
もっとも、同日選は政権転落のリスクもはらむ。連立を組む公明党は反対の立場だ。10月には消費税率10%への引き上げが控える。首相は過去2回、増税を延期しており、3回目の延期は「アベノミクスの失敗」(自民参院中堅)を認めることにつながりかねない。ただ、世界経済の先行きに不透明感が漂う中、大型選挙を控えた首相が再々延期の誘惑にあらがえるかは見通せない。
<こう動く2019日本>(1)参院選 改憲「2/3維持」なら加速
首相は年末、ラジオ番組で否定したが、野党の候補者調整を阻止して選挙を有利に進めるため、衆院を解散して衆院選と参院選を同日に行う「ダブル選」に打って出る、と予測する自民党議員は少なくない。
今年は統一地方選と参院選が同じ年に実施される12年に1度の「亥年(いどし)選挙」。与野党は4月の統一選を参院選の前哨戦と位置付けるが、統一選を戦う地方議員の「選挙疲れ」もあり、過去の与党は亥年の参院選で苦戦続き。危機感を強める政府・自民党内では参院選に合わせた衆院解散・総選挙の観測もささやかれ、統一選の行方は安倍晋三首相の判断材料にもなりそうだ。
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以下ネットの反応。
"危機感を強める政府・自民党内では参院選に合わせた衆院解散・総選挙の観測もささやかれ、統一選の行方は安倍晋三首相の判断材料にもなりそうだ" / “選挙:2019 春・統一地方選 夏・参院選 亥年選挙、命運かけ - 毎日新聞” https://t.co/WPqEJ6VR4R
— 田中一郎/名無しの統合デジタルさん (@ralutake) 2018年12月31日
「頭の片隅にはなかったが、ど真ん中にはあった」と後で言い訳する余地がある常套句なのです。解散権を自分であらかじめ縛って求心力を弱める首相はいない。伝統的な「ご飯論法」。
〉衆参ダブル選、頭の片隅にもない=安倍首相 | Article [AMP] | Reuters https://t.co/PbL0KP4S05— 前田 直人 (@Nao_Maeda_Asahi) 2018年12月30日
夕刊フジ新春特別号、本日発売!
安倍首相インタビューでは米中新冷戦への対処、衆参ダブル選の可能性などズバリ直撃。三浦瑠麗は「米国頼みを脱却せよ」と説き、井沢元彦の特別寄稿「改元とは何か」も読ませます。有本香、マネックス証券の松本大社長、浅田次郎、原監督、藤田ニコル…読み物満載です pic.twitter.com/FDt06ykVok— 夕刊フジ報道部 (@yukanfuji_hodo) 2018年12月28日
小沢氏、沖縄3区補選は「国政に大きな影響を及ぼす」https://t.co/eu2wntrgSZ 今回の選挙は、単に玉城(デニー・沖縄県知事)くんの後継者を選ぶだけでなく、全県民、全国民のために非常に重要な選挙戦になる。とりわけ、(来夏に)参院選が予定されているし、もしかしたら衆参ダブル選ということも
— 保坂展人 (@hosakanobuto) 2018年12月29日