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「悪は悪人が作り出すのではなく、思考停止の凡人が作る。」
ナチスドイツで毒ガス処刑執行人であったアイヒマンの裁判を傍聴し続けた、哲学者ハンナ・アーレントは後にこう語っている。
「毒ガス処刑執行人であったアイヒマンとはどんな凶悪な人間なんだろう」と毎日・毎日裁判を傍聴しアイヒマンを観察し続けたハンナ・アーレント。しかし、どれだけ仔細に観察してもそこには「ごく普通の小心者で取るに足らない役人」しかいなかった。
その丹念な観察から出てきた答えが「悪は悪人が作り出すのではなく、思考停止の凡人が作る。」というものである。
このハンナ・アーレントの考え方を8月30日のデモに当てはめてみると、
【8月30日デモ不参加】=【戦争法案賛成・独裁支持・米国追従支持・奴隷になってもイイよ】
【8月30日デモ参加】=【戦争法案反対・民主主義支持・法治国家支持・奴隷はイヤだ】
ということになる。
「おまかせ・無関心」という人は当然、上のグループという事になる。積極的に【悪】に加担しなくても、「おまかせ・無関心」=【悪】ということになる。
8月30日のデモに行くか・行かないかは人それぞれの自由だが、ハンナ・アーレントの言葉は考えるに値する言葉であり、今こそ考えなければならない言葉である。