9月2日に300万人規模の信者数を誇る宗教団体、立正佼成会が「安全保障関連法案」の廃案を求める声明を発表しました。
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http://www.kosei-kai.or.jp/infomation/070/post_502.html
声明文 すべてのいのちを守るために 「安全保障関連法案」への重大な危惧
現在、「安全保障関連法案」が参議院で審議されていることを受け、立正佼成会は9月2日、同法案の廃案を求める声明文『すべてのいのちを守るために「安全保障関連法案」への重大な危惧』を本会ウェブサイト上などで発表しました。
本会は昨年3月10日、自衛隊が地域紛争や国家間の戦争などに直接関与し、武力を行使せざるを得ない危険性が生じることに懸念を示した『日本国憲法の解釈変更による集団的自衛権の行使容認に対する見解』を発表。また同年7月1日には、日本国憲法第九条の解釈を変更した閣議決定に対し、『閣議決定「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について」に対する緊急声明』を発表、政府の方針に反対の姿勢を表明しました。
今年7月16日、「国際平和支援法案」と、自衛隊法改正案、武力攻撃事態法改正案など10本をまとめて改正する「平和安全法制整備法案」の2法案が衆議院で可決され、同27日から参議院で審議が続いています。
一連の国会での動きに対し、教団本部では対応を協議。8月22日の理事会の決定を受け、9月2日、声明文『すべてのいのちを守るために「安全保障関連法案」への重大な危惧』を発表しました。
『絶対非戦の誓い』『真の安全保障』『共に生きるすべてのいのちを守るために』の三項で構成される声明文では、多くの宗教が「不殺生」「非暴力」の精神を大切な価値としているほか、人類が他者への無知からくる恐れと、そこから生じる不信により分断や暴力に発展する歴史を繰り返してきたことを挙げた上で、同法案の成立が集団的自衛権の行使を可能にすることに懸念を表明。さらに、対話と協力の重要性などを強調し、「これまで以上に人と人、諸宗教・諸文化間の対話と協力に基づく平和創造を推進することを強く決意するとともに、重大な危険をはらむ『安全保障関連法案』の廃案を求めます」と結んでいます。
今後、声明文は各教会で交流のある政治、宗教、学術など各界の関係者に手渡され、本会の姿勢について説明が行われる予定です。
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以下ネットの反応。
これは、自民党には確実に動揺を招く。RT @komatsunotsuma: RT@mimawarikuma: 立正佼成会は「安全保障関連法案」の廃案を求める声明文を9月2日に発表した。
http://t.co/ko1zasxH9r
http://t.co/A7CypdjpS4
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2015, 9月 2
「立正佼成会」が安保法制に反対を表明しましたね。
400万人規模の巨大宗教団体なんですって?
凄いじゃないですか。
そんな人数が反対に回ったら自民党にとっても脅威なんじゃないですかね。
いい感じの風が吹いてきてます。
ここが正念場かもね。
がんばらないとね。
#野田聖子頑張れ
— sarah(怒れる者の歌が聴こえるか) (@lovelovesarah) 2015, 9月 3
さあ、どうする創価学会→立正佼成会は9月2日、同法案の廃案を求める声明文『すべてのいのちを守るために「安全保障関連法案」への重大な危惧』を本会ウェブサイト上などで発表しました http://t.co/gwBeA6Bgtu
— Nobuyo Yagi 八木啓代 (@nobuyoyagi) 2015, 9月 3
政界にも影響力のある宗教団体・立正佼成会(本部・杉並区)から声明文が発表された。
声明文 すべてのいのちを守るために 「安全保障関連法案」への重大な危惧
http://t.co/qcqomFYcFf
(本文)http://t.co/zhihIIgoZh
— 玉蟲 (@TAMA6SI) 2015, 9月 2
立正佼成会の支援を受けている自民党の若狭勝議員が7月16日の採決時に欠席したのも成程と思わせられるものがあった。保守だろうが革新だろうが、支持組織の意向を行動に反映させるというのは、私は偉いと思う。
— 岸本元 (@bowwowolf) 2015, 9月 2
なお「立正佼成会は自民党の票田」というの、最近はそうでもないが間違っているわけではなく、前回の衆院選で佼成会が推薦した166人の候補のうち70%は民主党だが25%は自民党(残りは維新・生活・無所属)地方議会では自民候補を応援することは今でも多いですね。
— 岸本元 (@bowwowolf) 2015, 9月 2
すげーーー!!これは半端ないビッグニュースだ。
ついに、立正佼成会が「安保法案反対」と旗色鮮明にした。自民党、あわてるぞこれ。
https://t.co/JKncWxmjpY
— 菅野完 (@noiehoie) 2015, 9月 2
再三お騒がせします。
石原伸晃に関してはまだまだ立正佼成会は大票田であることは間違いないようです。
子どもの名前まで、作家の父親を差し置いて、立正佼成会の代表に付けてもらった石原伸晃には大打撃です。 https://t.co/dHnriLvclz
— きむらゆい@フォーラム4 (@yuiyuiyui11) 2015, 9月 3
重大な危険をはらむ『安全保障関連法案』の廃案を求めます
最近では信者数が少なくなっていると言われる立正佼成会ですが、300万人ほどは信者がいると言われています。今は民主党の支持母体と言われますが、どうやら自民党内にも支持母体としている議員はいるようです。
立正佼成会の声明が及ぼす自民党への影響、他の宗教団体への影響は小さいものではないでしょう。