総裁選で党員投票せず・・・菅氏“優勢”の裏側解説(2020年9月1日)
自民党員・村田輝雄さん:「今回のように総裁選挙等があれば、清き一票を選ぶメリットがあるから、今までも自民党員として、自民党を支えてきた経緯もあるので、全国の党員が声を反映できる総裁選が一番いいと確信しているんですけどね。密室じゃないけど、派閥の中で総裁が選出されるようなことは、果たしていいのかどうか。改革なり、変えていかないと、政治の不信はますます強くなるのでは」
総裁選挙の構図がほぼ固まる一方で、永田町の関心は、早くもその先に向いています。衆議院議員の任期が残り1年ほどとなるなか、早期の衆院解散・総選挙の観測が上がっています。
自民党・下村選対委員長:「新内閣、新総理の下で信を問うということは、できるだけ早く国民の賛同を得るためにも、その後、安定的に政権を維持するためにも必要なこと」
立憲民主党・枝野代表:「遠からずは早ければ10月25日といわれている総選挙で、しっかりと政治状況を転換させる。そこに向かって頑張っていきたい」
解散も視野に政権運営を行うことになる次の総理大臣。候補者争いは、激しさを増しています。
党員投票見送り「しっぺ返しくる」 首都圏の党都県連くすぶる不満<自民総裁選>
神奈川県連も予備選実施を決定。幹事長の土井隆典県議は「地方の党員あっての自民党。本来ならフルスペックで党員投票を行うべきだ。(時間がないと言うが)やろうと思えばできる」と訴えた。
千葉県連幹部の男性県議は「党員投票なしの総裁選を最初から決めている感じがした」といぶかしむ。「党本部からノルマを課され、自分たちが一生懸命集めた党員の考えを無視するわけにはいかない」
不満の声は一般党員からも。党員歴30年以上という相模原市中央区の会社社長松岡康彦さん(64)は「党員の士気は下がり、長い目で見て党にとって得策ではない。派閥の領袖だけで何もかも決め、党員をないがしろにするようなやり方をしていては(総選挙で)必ずしっぺ返しがくる」と批判する。
20年以上党員歴があり、石破茂氏を応援する埼玉県の歯科開業医の男性(74)は「予備選が可能なら、党員投票だってできるはず。特定の候補を当選させるために党員の声を無視するようなやり方に見えて、とても納得できない」と憤った。 (岡本太、中谷秀樹、志村彰太、藤川大樹)
白鳥浩・法政大大学院教授(現代政治分析)の話
(1)自民党員の本当の総意として選ばれた総裁ではない
(2)総裁は総理大臣になるが国民の信を得ていない―という2つの正統性が問題になってくる。党内の正統性と、政権の正統性だ。これらの正統性を担保するためには、早期の解散・総選挙が避けられないだろう。
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以下ネットの反応。
自民党は
安倍さん、麻生さん、菅さん二階さん達に乗っ取られたってことなんじゃない⁉︎— tomohiko888 (@tomohiko888jp) September 1, 2020
こんなことしてたら
自民党は崩壊するよ
党員投票見送り「しっぺ返しくる」 首都圏の党都県連くすぶる不満<自民総裁選>:東京新聞 TOKYO Web https://t.co/Wi01YRz4il— 特別純米無濾過生原酒 (@xHR7f7DTfGXmyfa) September 1, 2020
https://t.co/BzomgbvoJD
この政治考察中々面白かったから時間あったら見て欲しい— nm (@nm19075) September 1, 2020
今回思ったのは、地方の自民党員に結構工作員がいるのではないかということ。一般党員なら年額4000円で党員になれる。年額20000円以上で特別党員に。
これくらいの出費なら、自民党を壊そうと思う勢力には簡単なことだよね。— 韓国朱子学倫理大嫌い@なないろ会員No.37 (@utatroo) September 1, 2020
【編集日誌1】グーグルで「自民党員」を検索すると、「入党」というページが出てきました。「入党すると、あなたも自民党総裁選で投票することができます」。ところが今回は、党員投票が見送られました。100万余の支援者の声を聞かない人たちに、1億2千万余の国民の声を聞く耳があるでしょうか。
— 東京新聞編集局 (@tokyonewsroom) September 1, 2020
おはようございます。有権者に占める自民党員の割合が全国一の富山県。60代の党員は「総裁選で投票できないなんて。党名に自由と民主が入っているのに」(朝日社会面)…派閥が前面に出た後継選びに、自民党は変わらんなと、そして「主流」の居心地は余程いいんだろうなと思うなど。
季節の花@桜上水 pic.twitter.com/HDQTwVNfFm— 冨永 格(たぬちん) (@tanutinn) September 1, 2020