新・立憲民主党については、分裂前の民主党と何がどう違うのかが、よくわからない。枝野代表らは懸命に説明をしているのかもしれないが、ほとんど理解されていない。今後、繰り返しそれが問われるだろうし、その点をわれわれもしっかりとウォッチしていきたい。
一方、リベラル勢力にとっては共産党との共闘が、常に火種となってきた。現行選挙制度の下では、保守勢力の自民が公明と組むのであれば、リベラル勢力は社民・共産と組むことができなければ、よほど強い風でも吹かない限り、現行制度の下では単独で過半数の議席を得ることはできない。しかし、旧来の民主党は左に手を伸ばすと、党内の保守勢力、とりわけ自民党や旧民社党から新生党、新進党などを経て合流してきた保守勢力が離反してしまうし、そこを包摂しようと思えば、選挙では相打ちを覚悟で共産党と戦わなければならないというジレンマを常に抱えていた。
今回の合流では、図らずも原発ゼロが踏み絵となって、旧民社党勢力(=同盟系勢力)はほとんど合流新党には参加していないが、何と言っても150人からの議員を抱える大所帯である。果たしてそのジレンマは本当に解消されたのか。そもそも「保守本流」を標榜する枝野代表はその部分で腹を括ったのか。また実際に連立パートナーにまでなるかどうかはともかく、依然として「共産党アレルギー」なるものが根強いとされる日本において、共産党との共闘に対して国民の理解を得られるのかなどが、新立憲にとっては重要な鍵となるだろう。
つまり、今回の合流劇では少なくとも選挙制度上は、党内の保守勢力を一掃してよりリベラル路線に純化できたことが重要なのではなく、その結果として社民党や共産党と組むことが可能になったのかどうかの一点に、新党結党の真価が問われていると見ていいのではないだろうか。
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以下ネットの反応。
【無料放送】ニュース・コメンタリー (2020年9月19日)『合流立憲民主党と菅政権とメディアの関係』司会: #神保哲生、#宮台真司 https://t.co/nx6WAzXXWD #videonewscom #記者クラブ #菅政権 #立憲民主党 #公明党 #共産党 #自民党
— 神保哲生 (@tjimbo) September 19, 2020
加速して喜んでる宮台さんをみる
合流立憲民主党と菅政権とメディアの関係 https://t.co/lyWNj4ivxZ @YouTubeより
— maruco (@withUntas) September 19, 2020
今の選挙制度の下で、という前提ならば、立憲民主と共産で自民公明と対峙することが最も重要、という趣旨のお話
空っぽな政治家に侵食する竹中平蔵という構図の分析も明快でわかりやすい。
宮台真司 神保 哲生
合流立憲民主党と菅政権とメディアの関係 https://t.co/sMBCYbFFsP @YouTubeより
— Yoshiaki-Miyazaki (@ysakmyzk) September 19, 2020
お、宮台、動く出したか?…つーか、本気出し過ぎで長げーんだよ笑https://t.co/MaeAiuHXDc
— ぽよよん .@CODモバイル ベボスタ (@kuroungon) September 19, 2020
【笑いのツボ】
「立花隆によれば、どのような政治集団であっても中には必ずスパイがいる。マエハラさんがどうのこうのと名前は上げたくないが・・・」(宮台真司) https://t.co/NyT4pDcjPM— gom_nori (@gomnori1) September 19, 2020
選挙前に見ておくといい内容。
そうか、新立憲はそういうことだったのか。
しかし立憲Twitter見てても全然伝わって来ないが…合流立憲民主党と菅政権とメディアの関係(ビデオニュース・ドットコム) https://t.co/rJrhCKZ6vk
— YOYO(Type-Y.O) (@floydyoyo) September 19, 2020
立憲民主党についての論評が分かりやすいです。
・小選挙区比例代表制の下、自民党が公明党と組む以上、立憲民主党は共産と組まないと過半数の議席を得ることはできない
・一方で、一般には、共産党アレルギーはまだまだ根強い#politics https://t.co/A8ZHdv1a81— Yusuke Mandai (@ymandai) September 19, 2020
ぜひ観て❗
合流立憲民主党と菅政権とメディアの関係 https://t.co/NoHlqfCy0W @YouTubeより
— 野菜デモ (@demo_yasai) September 19, 2020