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【政権交代】台湾で野党・民進党の蔡英文(ツァイ・インウェン)氏が総統に!立法院の議席数も民進党が過半数を獲得!(´-`).。oO?概要あり〼

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http://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/23873#more-23873
昨日、台湾で国家元首にあたる総統選挙が行なわれ、馬英九(マー・インチウ)総統の後継者として与党・国民党から立候補した朱立倫(チュー・リールン)氏を、野党・民進党の蔡英文(ツァイ・インウェン)主席が3百万票差の大差で破って総統に選出されました。また、同日に行われた立法院選(日本でいう国政選挙)では、民進党が定数113のうち過半数を超える68議席を獲得するという「歴史的」な政権交代劇となりました。

 何が歴史的なのか、日本にいる我々にはなかなかわかりづらいところがありますよね。

 台湾では2014年春、与党・国民党の対中政策に「ちょっと待った!」と奮起した学生らが立法院(日本でいう国会議事堂)になだれ込み、占拠した「318ひまわり運動」が盛り上がりました。IWJは岩上さんと僕が現地入りし、この学生運動を詳細に報じてきましたが、今日は、その際、IWJの取材活動に通訳・コーディネーターとして協力してくれた現地在住のUさんに連絡を取り、今回の政権交代の意義や背景について、解説を寄せてもらいました。

 「台湾では、二期8年間に渡る国民党の馬英九政権に対して、国民党の親中的な態度への不満以外に、『経済状況もよくなっていない』、『給料は上がらず貧富の差が広がった』など生活面での不満の声が、目立っていました。

 2014年春以降からは『318ひまわり運動』の影響もあり、様々な社会問題において、政権に対する多くの抗議活動が続いていました。また今回、総統選の候補を決める際から、国民党内では大きく揉めていたんです」

 Uさんよると、「318ひまわり運動」以降、与党の国民党の支持が急落するのと反比例するようにして、「台湾独立」を強く主張する声が高まってきたそうです。そこで受け皿となったのは民進党だけではありませんでした。今回の選挙では、従来の「国民党
対 民進党」という二大政党の戦いではなく、「第三勢力」の小さな政党が存在感を発揮したのだといいます。

 「『318ひまわり運動』後、運動に参加していた学生や市民たちがつくった政党『時代力量』や、反核運動などを進める環境団体の参加者などが精力的に応援している『緑党』と『社会民主党』が2015年に共同で新たに設立した『緑党社会民主党聯盟』などです」

 さらにUさんは、「市民運動や学生運動に参加している人々の多くは、『政権交代の為に総統選では民進党の蔡英文候補に入れ、立法院選挙では、国政へ新しい風を通す為に、大政党ではないところに入れる』と選挙前に話し、自分の身の回りで地道に票を集めていくことに努めました」と言及。こうした「戦略的」な投票行動が今回の結果を生んだんですね。

 学生たちの決起が選挙に大きな影響を与えたことも特筆すべきですが、他にも、今回の政権交代で「歴史的」だった点があります。「2000年には、民進党へ政権交代した陳水扁時代、民進党が政権を握っても、国会議員は国民党が多数を占める『ねじれ』状態が存在しました」――つまり、台湾ではこれまで、民進党が総統職を獲得したことはあっても、議会の過半数議席を獲得したことはなかったのです。

 2000年に民進党の陳水扁が総統選に勝利したときは、国民党が連戦と宋楚瑜に割れたことによる漁夫の利によるものでした。それに対して、今回の総統選での野党候補の圧勝は、まさに「国民党時代の終焉」を感じさせる、とても大きなインパクトを与えるということです。

 馬英九政権の親中路線を拒否した台湾は、今後、中国とどう付き合っていくのか。大国にのみこまれることなく、独立した歩みを刻み続けたいという台湾の人々の意志が感じられますが、米国という大国に事実上、国家主権を握られている日本にとっても、台湾の動向は大いに参考になることでしょう。もちろん、対日政策が気になることは言うまでもありません。

 IWJが報じた「318ひまわり運動」は下記のURLからご覧いただけます。岩上さんも占拠された立法院の中まで潜入取材を敢行し、レポートをお届けしました。日本でもSEALDsが出現するなど、学生運動が新たなステージに踏みこんだ可能性を感じます。実際、夏の参院選に向け、野党共闘のために選挙にも積極的にコミットしていくでしょう。台湾のこれまでの動き、今後の動きにはやはり注目です。

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以下ネットの反応。

国民運動が実り独立路線を勝ち取った選挙という事になるのでしょうか。今後の台湾には要注目ですね。

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