免疫力を強化するためには、血液の中に含まれている防衛部隊「白血球」を元気にすることが必要です。バナナは果物の中で白血球の量を増やすこと、白血球を活性化させることの両方でトップクラスの実力を持っているようです。そして、シュガースポット(黒い点々)が出るくらいまで完熟させると免疫力増強効果は何倍にもなるそうです。
http://www.banana.co.jp/pro/special/plant.html#
白血球はいろんな免疫機構を担っていますが、狭い意味の免疫機構だけでなく、いろいろな病気と接点を持っています。薬は1対1の対応しかできませんが、白血球を刺激すれば、脳から足の先まで分布しているため、ひとつが良くなると他も良くなるように、神経系、ホルモン系と密接に連動しています。食を通じて免疫系をしっかりさせるということは、他のシステムへの影響も非常に大きく、身体全体を良くすることが期待できます。
白血球の働きを高めるためには、白血球の量と質を高めることが大切です。
マウスでの研究結果ですが、普段私たちが食べている食品で白血球の数を増やす力の強さをみたところ、調べた果物の中ではバナナが一番で、リンゴ、キウイといった順になりました。また、白血球の質を高める、白血球を活性化する力をみると、果物では、バナナ、スイカ、ブドウ、ナシの順で強いことがわかりました。
つまり、バナナは白血球の数を増やす力も、質を高める力も非常に強いことがわかります。
さらにバナナは、熟度によって免疫活性が変化し、黄色のバナナより、シュガースポットが出たバナナで免疫活性が高いという結果が出ています。黄色い食べ頃のバナナでも他の果物より活性が強いのに、熟したバナナではさらに強くなることがわかりました。
これは、ゴリラ系男子で毎朝バナナを食べているバナナマンの僕にとっては朗報です。バナナって体にいいとよく言われますが、具体的にはこういった作用(白血球の増強による免疫力アップ)があるんですね。
バナナはカロリーが高いと言われますが、市販されているお菓子に比べれば大したことはありません。1本食べても100キロカロリーぐらいです。手間なく食べれて値段も安い、間食にはバナナが良さそうです。