極めて小さな薬剤のカプセルを使って行う新たながんの治療法に、東京大学などの研究チームが成功しました。
微小カプセルでがん細胞だけ狙い撃ち…治療に道http://www.yomiuri.co.jp/science/20150621-OYT1T50068.html
がん細胞だけを狙い撃ちして治療する微小カプセルを開発し、マウスの実験で効果を確認したと、東京大の片岡一則教授(高分子化学)らの研究チームが発表した。
正常な組織をほとんど傷つけることなく、がんを治療できる可能性があるという。
カプセルの直径は約55ナノ・メートル(ナノは10億分の1)で、中にガドリニウムという元素が入っている。ガドリニウムは、中性子線が当たると放射線を出し、近くのがん細胞を殺す効果がある。カプセルは、血管からがん組織にしみ出すように作られ、がんに集まる性質を持たせた。
研究チームは、カプセルを、がんを持つマウスに注射した。24時間後に、患部に向けて外から中性子線を当てると、患部に集まったカプセルからの放射線で、がんの増殖が大きく抑えられたという。
極小カプセルで新たながん治療 研究チームが成功(15/06/11)
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以下ネットの反応。
中性子って電荷を持たないから、どうやって集束したり加速したりするのかと思ったが、ちゃんと考えている人がいるのね。凄いわ。(^^;
それにしてもこの治療法、SFによく出てくる中性子を使った殺人兵器そのものやん。こゆのも医療なのね。
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http://t.co/ZLzSX8Cwec
— シャーロット (@redking2000) 2015, 6月 29
説明を聞いてもまったく仕組みが分かりませんが、がん細胞だけを狙い打てるのならこれほど頼もしいことはありません。早期の実用化を願います。